特定の銘柄の値動きを追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は三菱電機を取り上げます。証券コードは6503で、プライム市場に上場しています。
株価は右肩上がりのトレンドが継続中
まずは、三菱電機のチャートを確認してみましょう。
週足チャートを見ると、きれいな右肩上がりのトレンドが続いています。

2026年も好スタートを切っており、1月14日には5148円まで上昇して上場来高値を更新しました。

日本株のテーマに沿った銘柄
三菱電機は総合電機大手で、私たちのなじみが深い製品ではエアコンや冷蔵庫などを手がけていますが、会社としてはインフラ関連に強みを持っています。
そのインフラ部門においては、事業内容がAI、防衛、宇宙関連など、2025年の株式市場で盛り上がる場面があったテーマに絡んでいます。
直近、26.3期第2四半期の決算資料を見てみると、エネルギーシステム事業において、再生可能エネルギーの拡大やデータセンターの増設などを背景に、需要が堅調に推移したことが記載されています。また、防衛・宇宙システム事業においても、防衛システム事業の需要の拡大に伴い、売上・利益が伸びたことが記載されています。
複数のテーマがあることで売られづらい銘柄に
株式市場でAI関連がクローズアップされる際には、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)などに資金が向かいやすくなります。
防衛関連の注目度が高まる際に選好されやすいのは、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)などとなります。
宇宙関連が人気になる際には、ispace(9348)、Synspective(290A)、アストロスケールホールディングス(186A)、QPSホールディングス(464A)などが動意づくことが多いです。
これらは、そのテーマが盛り上がっている際には目を見張る上昇となることもある一方、ブームが去った際の落ち込み度合いが急になることもあります。その点、三菱電機は特定のテーマを材料に強く買われることは少なくても、そのテーマが終わっても別のテーマで買われる要素があるだけに、売られづらい銘柄になっていると言えます。AI関連に高値警戒感が出てきた時に防衛関連が資金の受け皿になることもありますので、足元では大きく失速することなく強い基調が続いています。
2月3日に第3四半期決算を発表予定
三菱電機の1月14日の終値は5148円でした。100株単位で最低購入代金は51万4800円となります。今回は、このタイミングで購入したと仮定して、1カ月後の株価と見比べます。2月14日は土曜日ですので、2月16日(月)の株価と見比べることとします。手数料・税金は考慮しません。
2026年に入って日経平均株価は大きく上昇しています。今回は順張りで日経平均同様に足元の動きが良い銘柄を選んでみました。この間、2月3日には第3四半期の決算発表を予定しています。上期の決算発表時には通期の純利益見通しを上方修正しています。株価が高値圏にある分、決算に対する期待値も上がっていると思われますが、高い期待に応えられる決算が出てくるかどうかが注目されます。
上期決算発表時点(2025年10月31日)における1株純利益(EPS)は179.21円。1月14日の終値5148円で算出したPER(株価収益率)は28.7倍(5148 ÷ 179.21)で、割安ではないものの割高とまでは言えない水準です。
このまま上昇基調が続くのか、それとも決算やそれ以外の何かの材料で基調に変化が出てくるのかどうか。1カ月後の株価をご自身なりにイメージしてみてください。




