首相・日銀総裁会談・・・
衆議院選挙後の2月16日に高市首相と植田日銀総裁の会談が行われました。
会談後に植田総裁は「具体的なことについては特にお話しできることはない」とコメントしています。
市場は、コメントが伝わらなかったことで、反応はできませんでした。
しかし、個人的には「話すことはない」ではなく、「話せることではない」と表現した点が気になりました。
そこに首相サイドからの政策スタンスに関する「要請」や「圧力」の存在を感じたからです。
(後付けではなく、この件については17日にレポートにも記載しました)
通常の時期ではなく、これから予算を国会で議論する中で、日銀と同じ歩みをさせるために政権が指示したことは想像ができます。
幾度も記載していますが、日銀はトルコと並び独立性の薄い中央銀行だからです。
第117回「日銀には独立性がないことを知らないでやってはいけない」

やはり圧力はあったのか?
会談から8日後の2月24日に、毎日新聞に「高市首相、追加利上げに難色示す」との記事が掲載されました。
記事の内容では「高市早苗首相が日銀の植田和男総裁と16日に会談した際、追加利上げに難色を示していたことが分かった。
複数の関係者が毎日新聞の取材に明らかにした」と記載されています。
当然、このような記事が出たことで、為替相場は円安が進みました。
事の真偽は定かではないですが、複数の関係者が述べていることですので、官邸が認めなくてもほぼ真実ではないかと市場では思っています。
日本語の微妙な表現、「話すことはない」「話せることではない」を良く読み解けば、植田日銀総裁が16日に何を言いたかったかということが、後からは理解ができるわけです。
言葉の微妙の違いをしっかりと読まないで、やってはいけないでしょう。



