特定の銘柄の値動きを1カ月間追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は2026年8月に取り上げた太陽誘電の値動きを振り返ります。

1カ月後の株価は大幅安
9月24日の終値は8935円でした。8月19日の終値は9686円でしたので、値動きを見た1カ月では751円の下落となりました。
96万8600円が89万3500円となり、751円×100株で7万5100円の下落(手数料・税金は考慮せず)、7.8%の下落率となりました。
株価は安値圏での一進一退
こちらが太陽誘電の日足チャートとなります。

値動きを見た期間では低空飛行が続きました。
7月のようにAI関連銘柄を売り叩くような動きは一巡しましたが、底値圏を脱することはできませんでした。
7月29日につけた直近安値の8601円は下回っており、9月14日には8320円まで下落しています。期間中の高値は9月7日につけた9942円でした。
トレンドレスでも日々の振れ幅は大きい
チャートを見ると、横ばい圏での推移が続いているように見えます。ただ、日々の振れ幅は結構大きくなっています。
以下の表は、値動きを見た期間の日々の騰落率の分布を一覧にしています。

24営業日中、3%以上の上昇となった日が6営業日ありました。一方、3%以上の下落となった日は7営業日ありました。値動きを見た期間では、2日に1回は大幅高もしくは大幅安になっていたということになります。
日経平均の騰落率分布も載せていますが、こちらは24営業日中、23営業日で上下3%未満の値動きにとどまっています。良くも悪くも太陽誘電は値幅が出やすい銘柄となっています。今回の検証では値動きがフラットに見えても1カ月で8%近く下落しています。買いの場合、初心者の方には扱いづらい銘柄になっていると言えます。
同業との比較でも株価はさえない
同じ期間の電子部品株の値動きを見ると、村田製作所(6981)は6.7%高、TDK(6762)は1.7%安となっています。太陽誘電は7.8%安ですので、同業との比較では大きく見劣りしています。
強い動きを見せていた際には、太陽誘電と村田製作所は歩調を合わせて上昇していました。しかし、株価が大きく下落した後の戻りには格差が出てきています。
TDKとの業務提携を発表
値動きを見た期間では大幅安となりました。値幅の調整はある程度進んでいるようには見えましたが、9月に入って直近安値を下回っていますので、まだ戻り売り圧力は強いとみておいた方が良さそうです。
一方で、期待できそうな材料も出てきました。9月29日に、TDKと業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しています。これを受けた30日は高く始まった後は伸び悩んだものの、2%を超える上昇となっています。
9月7日の高値は9942円で、1万円に接近したものの打ち返されました。8月19日に1万円を下回った後は1カ月以上、これより下で推移しています。今後の株価に関しては、1万円の節目を早期に上回ることができるかどうかが焦点となりそうです。




