特定の銘柄の値動きを1カ月間追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は2026年2月に取り上げた富士通の値動きを振り返ります。

1カ月後の株価は小動き
3月25日の終値は3351円でした。2月25日の終値は3345円でしたので、値動きを見た1カ月では6円の上昇となりました。
33万4500円が33万5100円となり、6円×100株で600円の上昇(手数料・税金は考慮せず)、上昇率は+0.2%となりました。
下げ渋るも戻せず
それでは、この間の値動きを見てみましょう。

2月は下向きの基調が強まりましたが、月末にかけてはいったん切り返す動きが見られました。
ただ、3月に入ると米国とイスラエルがイランに軍事行動を実施したことで、月初から日本株が大幅安となりました。
そのあおりを受けて戻りは一服。2月24日の安値3284円近辺では下げ渋って再び戻りを試したものの、世界的に株式市場が不安定となる中で売り直され、3月23日には3231円まで下落しました。
下値は堅かったことから、値動きを見た期間ではプラスを確保しました。なお、期間中の高値は3月6日の3700円でした。
日本株大幅安の中では値を保つ
大きく下げていたところから値動きを追っただけに、1カ月で+0.2%という結果には物足りなさもあります。
ただ、同じ期間(2025年2月25日~3月25日:終値比較)の日経平均は-8.3%と派手な下落となりました。日々、中東関連のニュースや原油価格の動向に神経質となる中、日経平均同様に短期間で急落した銘柄も多くありました。
2月まで弱かった銘柄に関しては、全体株安の中でも一段と売り込まれるような動きにはなりませんでした。日本株が大きく崩れたことを踏まえると、値を保ったとも言えます。
3000円台をキープできるかが焦点に
IT・サービス系の銘柄が株式市場で敬遠されるという動きは現時点でもまだ続いています。同社やNEC(6701)は、他の銘柄が買われる時には売られ、他の銘柄が売られる時には買われるといったように、多くの銘柄と足並みがそろわないことも結構あります。
状況が改善するようになるには、もう少し時間がかかるかもしれません。本決算でどういった見通しを出してくるか、市場の懸念に対して会社がどういった見解を持っているかを確認したいところではあります。
水準的には3200~3300円近辺では売り圧力が和らいでいるように見えるだけに、3000円台をキープできるかどうかが注目されます。3000円を割り込んでしまうと、押し目で買いを入れた投資家からも見切り売りが出やすくなるだけに注意が必要です。




