特定の銘柄の値動きを追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回はキオクシアホールディングスを取り上げます。証券コードは285Aで、プライム市場に上場しています。
株価は上場来の高値を更新
足元では株価の動きが極めて良くなっています。
2026年4月6日から10日の週では、週間で37.9%高と目を見張る上昇となりました。4月3日の終値が2万1850円であったのに対して、4月10日の終値は3万0140円と3万円台に乗せています。翌週にも一段と水準を切り上げており、4月14日には一時3万6870円まで上昇しています。この3万6870円が上場来の高値(2026年4月15日時点)となっています。

日足のチャートを見ると、3月に中東の地政学リスクが高まった局面では、月の早いうちに下げ止まったことが見て取れます。3月末にも売りに押される場面がありましたが、3月31日の安値1万8540円は、3月9日の安値1万6850円を下回りませんでした。
2月13日高値の2万4420円から3月9日の安値1万6850円までは7570円、100株単位でも75万7000円水準を切り下げているので、下げが軽微であったとまでは言えません。ただ、中東リスクが高まる前にこの銘柄を保有していた投資家は、慌てて売らずに持ち続けていれば報われています。
週足チャートを見ても、上げ下げありながら右肩上がりのトレンドが続いています。

売買代金上位の常連銘柄に
キオクシアは半導体メモリの大手ですが、足元ではAI需要の高まりによってメモリ価格が上昇することへの期待が高く、関連のニュースも多く出てきています。米国でもサンディスク株(ティッカー:SNDK)など同業の基調が強く、これらの値動きが株価を刺激することもあります
また、日経平均の銘柄入れ替えに伴い、2026年4月1日から構成銘柄に採用されています。
日々の値動きも大きくなっていることから、株式市場の中でも注目度が非常に高くなっています。今では売買代金上位の常連銘柄となっており、値幅が出る日は2位以下に大きく差をつけるトップとなることも珍しくありません。
日経平均のプラス・マイナスの寄与度上位にランクインすることも多くなっており、この銘柄を見ずして日本株は語れないというくらい、存在感が大きくなっています。
5月15日に本決算を発表予定
キオクシアホールディングスの4月15日の終値は3万2410円でした。100株単位で最低購入代金は324万1000円と高額になります。今回はこのタイミングで購入したと仮定して、1カ月後、5月15日(金)の終値と見比べます。手数料・税金等は考慮しません。
この5月15日の15時30分に、会社は本決算の発表を予定しています。取引時間終了後ですので、5月15日の終値には決算の内容は反映されません。事前に業績修正などが出てくる可能性はありますが、今回は決算発表を見る前に、期待と警戒のどちらが強くなるかをイメージしてみましょうという試みです。振り返りの回では、決算を消化した後の値動きも確認しながら、決算をまたぐことが得策であったかどうかについても見ていきます。
まだまだ上値を伸ばしていくのか、天井が近いのか、今の日本株市場で最もホットな銘柄の値動きを予想してみてください。






