特定の銘柄の値動きを追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は電線大手のフジクラを取り上げます。証券コードは5803で、プライム市場に上場しています。
決算発表日にストップ安
フジクラは本決算を発表した5月14日に、今27.3期の見通しが物足りないと受け止められてストップ安となりました。
そこから5月20日まで5日続落しています。14日には7933円まで上昇して上場来高値を更新しましたが、20日には4156円まで下げる場面がありました。高値からは半値近く水準を切り下げています。
売り一巡後は急反発
一方、21日に反発した後は強い切り返しを見せています。25日には特段の材料が観測されない中でストップ高となりました。

同業の決算反応は良好
電線大手3社の本決算は、古河電気工業(5801)、住友電気工業(5802)、フジクラの順番で発表されました。先陣を切った古河電工は発表日の5月12日にストップ高となりました。古河電工の1時間後に決算を発表した住友電工も発表日は上昇しています。
フジクラは5月14日の14時に決算を発表しましたが、古河電工や住友電工の決算を消化して、12日や13日に先回りの買いが入っていました。それだけに、決算が案外であったことに対する失望の反応も大きくなりました。なお、古河電工は1:10、住友電工は1:4の株式分割を発表しています。
中長期で見ても大きな振れ幅
こちらはフジクラの週足チャートとなります。

中長期では長く右肩上がりのトレンドが続いていますが、今回の決算を受けて振れ幅がかなり大きくなっています。
トレンド転換か一時的な調整か
フジクラの5月27日の終値は5140円でした。100株単位で最低購入代金は51万4000円となります。今回はこのタイミングで購入したと仮定して、1カ月後の終値と見比べます。6月27日は土曜日ですので、6月29日(月)の終値と見比べることとします。手数料・税金等は考慮しません。
AI関連全般としては引き続き強い動きが続いています。そして、AI関連銘柄が牽引役となって日経平均は5月に入って史上最高値を更新しています。ただそれだけに、AI関連の高値警戒感も意識されます。フジクラを含めて電線株は、かなり長い期間上昇トレンドが続いています。
決算発表日のストップ安がトレンドの大きな変化を示唆しているのか、それとも一時的な調整にすぎないのか。トレンドの変化であれば長く上昇が続いた分、反動の売りが強めに出てくる可能性があります。一時的な調整であれば、5月14日の7933円は天井ではないということになりますので、ここからの上昇余地も大きいと考えられます。今は買い場か売り場か、ここからの値動きをイメージしてみてください。






