過去の「あの銘柄を買ってみた!」で取り上げた銘柄について、その後の値動きがどうなったかを追跡します。
今回は、2026年4月に取り上げたキオクシアホールディングス(285A)について見ていきます。
6月には10万円の大台に乗せる
値動きを見た2026年4月15日と5月15日の終値比較では、株価は37.2%高と大幅な上昇となりました。

そして、この後の躍進も目を見張るものとなりました。
5月15日の引け後に発表された決算が好感され、翌営業日となる5月18日は買いが殺到して取引時間中には値が付かずストップ高比例配分となりました。
決算発表前にも期待で大きく上げていましたが、決算に対する反応がかなり強いものとなったことから、その後は上値が軽くなりました。日本株全体でもAI関連の人気が高まる中で、キオクシアはAI需要の恩恵を大きく受けるとの見方が強まりました。
ストップ高比例配分となった5月18日(終値は51450円)から1週間後の5月25日には派手な上昇となって6万円を上回り、6月1日には7万円台に到達。間を置かず6月3日には8万円を上回りました。
その後、小休止を入れて一時7万円を割り込みましたが、証券会社の目標株価の引き上げが相次ぐ中、6月15日には9万円台に乗せ、19日には10万円の大台乗せを達成しました。6月22日には11万2700円まで上昇しています。

一気に日本の時価総額トップ企業に
キオクシアは株価の上昇度合いも凄まじいですが、時価総額で日本の首位に躍り出たことも話題となりました。
これまではトヨタ自動車(7203)が長くトップに君臨していましたが、AI関連株の売買が活況となる中、まずソフトバンクグループ(9984)が6月1日にトヨタを抜いて時価総額首位となりました。その後、ソフトバンクGは上昇一服感が出てきて首位の座を再びトヨタに明け渡しましたが、猛追していたキオクシアが一段高となり、6月12日にトヨタを抜いて首位となりました。ちなみに、6月24日時点のキオクシアの時価総額は約50兆6200億円となっています。
株価上昇で株式分割に対する期待が高まる
6月24日の終値は9万2500円と10万円を割り込んでいますが、それでも4月15日の終値3万2410円と比べると3倍近く水準を切り上げています。
中小型株ではこういったドラスティックな動きも時折見られますが、時価総額トップクラスの銘柄でこういった動きが見られるのはなかなかレアで、だからこそ投資家の注目を一手に集めています。
かなりの値がさ株(株価水準が高い銘柄)となっていますので、株式分割に対する期待も高まっています。現状では最低単位を購入するのに900万円以上が必要となりますので、分割が実施されるのであれば1:5、1:10など大型分割になることが予想されます。
ここ数カ月のキオクシアは、株式投資に夢があることを改めて教えてくれるような動きを見せてくれました。まだまだ多くの話題を提供してくれそうですし、3カ月後、半年後の時価総額がどうなっているかも非常に気になります。10万円を通過点にできるか、今後の値動きにも要注目です。





