子育て世帯は教育費や生活費など何かとお金がかかり、将来の資産形成に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そんな子育て世帯におすすめなのが、子ども向けサービスや商品に使える株主優待を導入している株式への投資です。
今回は、「イオンファンタジー」と「西松屋」について、それぞれの株主優待や配当、株価の特徴、利回りを詳しく解説します。
イオンファンタジー(4343)
イオンファンタジーは、イオングループの商業施設内で、ゲームセンターや室内遊び場を運営する企業です。子ども向けゲームセンター「モーリーファンタジー」やプレイグラウンド「キッズーナ」などを国内外で1300店舗以上展開しています。
株価変動は比較的大きい傾向
2026年7月時点の株価は約2600円です。2018年に海外事業の急成長を背景に約7000円の高値を記録しましたが、2020年には新型コロナウイルスの影響で約1200円まで下落しました。人気キャラクターとのコラボや新店舗オープンなどの材料があると、株価が短期的に変動しやすい傾向にあります。
株主優待はゲームセンターでも使える?
イオンファンタジーの株主優待は、毎年2月末と8月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、施設利用券および魚沼産こしひかりなど数種類から1点選択可能です。
施設利用券は、「モーリーファンタジー」などのゲームセンター内では、メダルや定置乗り物、メリーゴーランド、よくばりパスなどに利用できます。
また、「キッズーナ」「ちきゅうのにわ」などのプレイグラウンドでは、施設利用料金の支払いのみ利用可能です。一部対象外のゲーム機および食事や物販などには利用できません。
保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当利回りは低め
2027年度の配当金は、8月末の中間配当で10円、2月末の期末配当で10円の、年間1株当たり20円となる予想です。この金額は、2025年度の5円、2026年度の15円から2期連続で増配しています。ただし、例年配当利回りは1%未満と低めの水準です。
イオンファンタジーの利回り
1株2600円で100株購入した場合、投資金額は26万円です。株主優待として年間4000円相当の施設利用券が贈呈されるため、優待利回りは約1.5%になります。
また、配当金は年間2000円なので配当利回りは約0.8%となり、配当と優待を合わせた利回りは約2.3%です。保有株数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参考ください。

西松屋チェーン(7545)
西松屋チェーン(以下、西松屋)は、プライベートブランド中心の低価格商品展開を強みとしたベビー・子ども用品専門店です。衣服・服飾雑貨・ベビーフード・おむつ・おもちゃ・マタニティ用品など子育て世帯の生活必需品を網羅しており、全国に1000店舗以上を運営しています。
株価変動は比較的安定
2026年7月時点の株価は約2000円です。2024年以降の株価は、約2000円前後をゆるやかに推移しています。生活必需品を取り扱う企業のため景気の影響を受けにくく、長期的には比較的安定した傾向です。
しかし、短期的にみると、月次売上や季節物の需要などで比較的頻繁に株価変動が発生する傾向も見られます。
株主優待をオンラインで使う方法
西松屋の株主優待は、毎年2月20日と8月20日の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、西松屋でのお買い物に使えるプリペイドカードです。
プリペイドカードは、西松屋の全店舗および西松屋公式オンラインストアで利用できます。オンラインストアで利用する場合は、購入時の支払い方法選択時に「株主優待カード」を選択し、プリペイドカードの裏に記載の16桁の番号とPINコードの入力が必要です。
また、長期保有特典として、3年以上継続して保有すると、2月贈呈分のプリペイドカード金額が増額されます。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当性向20%台で安定
2027年度の配当金は、8月20日の中間配当で16円、2月20日の期末配当で16円の、年間1株当たり32円となる予想です。この金額は、昨年度と同じ金額を維持しています。また、配当性向は毎年20%台で安定しています。
西松屋の利回り
1株2000円で100株購入した場合、投資金額は20万円です。株主優待として年間2000円相当のプリペイドカードが贈呈されるため、優待利回りは約1.0%になります。
また、配当金は年間3200円なので配当利回りは約1.6%となり、配当と優待を合わせた利回りは約2.6%です。保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参考ください。

まとめ
イオンファンタジーは、イオンモール内のゲームセンターや室内遊び場をよく利用する家庭なら、株主優待を活用しやすい銘柄です。一方、西松屋チェーンは、衣類やおむつなど日常の買い物に使えるため、子育て世帯にとって実用性の高い優待といえます。
なお、株主優待制度や配当金は将来的に変更・廃止される可能性があります。また、株価は変動するため元本割れのリスクもあります。投資を検討する際は、株主優待や配当だけでなく、事業内容や業績もあわせて確認しましょう。



