中国株の銘柄選び

意外と身近にある中国株、街中で探してみた(5) 電気自動車の王者BYD、日本で攻勢を仕掛ける「夢を実現する会社」

中国株への投資を始めてみたいけど、どんな銘柄に投資していいか分からない――。そんな場合は、身近にある上場企業に投資してみるというのも一つの手です。そこで今回は、意外と身近にある中国株というテーマで、身近にある中国株の銘柄を紹介したいと思います。日本でも意外と中国株銘柄の商品やサービスを探すことができます。今回は街中で中国株銘柄を探してみました。


BYDの電気自動車


今回見つけたのは、BYD(比亜迪:01211/002594)の電気自動車(EV)です。BYDはEV・プラグインハイブリッド車で世界最大の販売台数を誇り、自動車、都市軌道交通(モノレール)、新エネルギー、ITエレクトロニクスの4大事業を手掛けるグローバル企業です。日本では女優の長澤まさみさんを起用し、「ありかも、BYD!」という印象的な台詞のテレビCMもやっていたので、社名を聞いたことがあるという方も多いと思います。新型コロナの感染拡大で深刻なマスク不足に陥った2020年には、自社で一から生産ラインを組み立て、サージカルマスク49万枚を47都道府県に寄付したことでも話題になりました。


BYDのEVバスは各地の路線バスやコミュニティバスに採用され、すでに日本全国を走っています。日本国内のEVバスのシェアは7割超に上るというから驚きです。東京・上野動物園や長崎・ハウステンボスの園内バスも実はBYD製です。知らず知らずのうちに乗っていた、という方もきっといることでしょう。


 

上野動物園内とハウステンボス内を走るBYD製園内バス


BYDの国内正規ディーラーが続々とオープン


BYDの自動車を販売する正規ディーラーも日本の各地に設立されています。BYDオートジャパンのホームページによると、2025年9月時点で営業を開始している正規ディーラーは46店舗となっています。まだ販売店のない都道府県もありますが、多くの都道府県で設立準備室が設けられており、日本で攻勢を仕掛けています。2025年末までに100店舗という目標を掲げています。


 

出所:BYDオートジャパンより筆者作成



日本では4車種を販売、25年4月に「SEALION 7」の販売を開始


また、展示・試乗イベントも毎週のように実施されています。9月6-7日に代々木公園で開かれた「チャイナフェスティバル2025」では、BYDの電気自動車が展示されていました。


展示されていたのは、2023年1月に日本市場で最初に投入したSUVの「ATTO 3(アットスリー:中国では元PLUS)」に加え、2023年9月発売のコンパクトEV「DOLPHIN(ドルフィン:海豚)」、2024年6月発売のスポーツセダン「SEAL(シール:海豹)」、そして2025年4月発売のクロスオーバーSUV「SEALION 7(シーライオン:海獅07EV)」の4車種。日本で販売されている全車種です。日本導入モデルということで、すべて右ハンドル仕様となっています。


EV選びで気になる航続距離については、最長を誇る「SEAL AWD(四輪駆動)」で一充電走行距離が575キロメートル(WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード)に上ります。東京-神戸がおよそ560キロメートルなので、「SEAL AWD」であれば一回の充電で行けることになります。


 

「SEALION 7(シーライオン:海獅07EV)」


BYDの電気自動車は、中国の歴代王朝の名を冠した「王朝シリーズ」と海洋生物の名を冠した「海洋シリーズ」という、それぞれコンセプトや対象市場が異なるシリーズを展開しています。「王朝シリーズ」は、伝統・高級感を重視し、中国の歴史や文化をイメージした中高級車で「漢」「秦」「元」などの車種が発売されています。日本で発売されている「ATTO 3」は、「元」シリーズの日本向け仕様です。一方、「海洋シリーズ」は海洋生物から着想を得たシリーズで、流線形の美しいデザインに特徴があります。「DOLPHIN」「SEAL」「SEALION 7」はいずれも海洋シリーズです。


 

王朝シリーズと海洋シリーズ 出所:BYDオートHP


会場では、電気自動車の特性を伝えるため、EVから家電機器などに給電する「ビークル・ツー・ロード(V2L)」機能を使ってクーラーボックスを冷やし、冷たい飲み物を配るサービスを行っていました。EVが一台あるとアウトドアでは大活躍しそうです。また、自然災害の多い日本では緊急時に利用できる電源として、いざというときの備えとしても注目されそうです。

 

EVのバッテリーでクーラーボックスを冷やしていているところ


日本でも値下げで販売攻勢


日本では23年に「ATTO 3」を投入して以降、立て続けに4車種を発売していますが、日本自動車輸入組合が発表している輸入車新車登録台数を見ると、2024年の新車登録台数は前年比57.7%増の2383台。今年は1-8月で36.7%増の2175台となっています。


中国国内で「内巻(過当競争)」が激化するなか、海外に活路を求めて日本でも価格攻勢に出ています。8月には日本での販売価格を9月末までの期間限定で50万-117万円引き下げると発表。自治体からの補助金などを含めると、最も安いタイプの「DOLPHIN(Baseline)」で149万2000円から購入できるようになっています。今後、日本での販売がどの程度増えていくのか注目されます。


 

「BYD」という社名について


最後にBYD(比亜迪)という社名について触れておきます。英語社名のBYDについては、一般に「Build Your Dreams(あなたの夢を築く)」の頭文字を取ったものとされ、技術革新を通じて夢を実現させるというメッセージが込められているといいます。一方、中国語の社名は英語の音訳(Bi Ya Di)で特段の意味はありません。


これについて、創業者の王伝福会長はかつてインタビューの中で、「会社登記で重複を避けるため、敢えて絶対使われいないであろう一風変わった社名にした」と語っています。登記しようとした社名がすでに使われていて何度も却下されたため、登記をクリアするためだけにつけた社名とのこと。夢も何もない適当さですが、結果的にBYDという社名は世界中で認知されるブランドとなっています。偶然から生まれた社名であっても、今や「夢を形にする企業」というイメージを体現しているといえるでしょう。


 


BYDについては、過去に「深セン証券取引所の主要銘柄(前編):時価総額1位の会社は意外なギネス記録も」でも触れているので、こちらもあわせてご覧ください。


まとめ:今回紹見つけた身近な中国株銘柄


今回見つけた身近な中国株銘柄はBYD(01211/002594)で、香港証券取引所メインボードと深セン証券取引所に重複上場しています。


 

【中国の自動車・電池メーカー】電池を祖業とし、03年に自動車事業に参入。22年3月にガソリン車の生産から撤退し、純電気自動車とプラグインハイブリッド車に完全シフトした。自社開発のリン酸鉄リチウム系の「ブレードバッテリー」は米テスラなどにも供給。都市軌道交通事業も手掛ける。子会社のBYDエレクトロニック(00285)を通じてスマホや電子機器の受託製造サービスも展開。米著名投資家のバフェット氏の出資で脚光を浴びた。



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中国株情報部 部長兼編集長

池ヶ谷 典志

立命館大学卒業後、1997年に北京の首都経済貿易大学に留学。 北京では中国国有の大手新聞社などに勤務し、中国の政治、経済、社会記事などを幅広く執筆。 帰国後の2004年にT&Cトランスリンク(現DZHフィナンシャルリサーチ)入社。 現地での豊富な経験や人脈を生かして積極的に中国企業や政府機関などへの取材を行ない、中国企業の調査・分析を行なっている。

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