中国株の銘柄選び

二季報を使った銘柄選び(39) チャートと株価推移欄を読み解くコツ、中国株の個別銘柄の値動きのクセを見極める

中国株への投資を始めてみたいけど、どんな銘柄に投資していいか分からない。香港、上海、深センの取引所には合わせて8000近くの銘柄が上場しているので迷うのは当然です。そんな場合は、「中国株二季報」を活用して銘柄を探してみるのがいいでしょう。中国株二季報には、中国株を取引するに当たっての基本情報から、中国市場の概況、中国の業界動向、個別銘柄の情報などがぎっしりと詰まっています。このシリーズでは、中国株二季報を利用した中国株の銘柄選びについて紹介していきます。


▼参考

中国株二季報の最新号はこちら


中国株に関心がある方の多くが、業績やニュースに目を通していると思いますが、投資するに当たっては当然のことながら、株価やチャートの確認は欠かせません。今回は、「中国株二季報」のなかでも特に視覚的な情報が集約されている「チャート」「株価推移」「株価情報」欄の見方に焦点を当て、どのように読み解けば投資判断に役立てられるかを解説します。


 

出所:中国株二季報2025年春号


チャートの基本構造と読み方のポイント、移動平均線でトレンドを読む


まず注目したいのは、ページ上部に掲載されている株価チャートです。「中国株二季報」では週足のローソク足チャートで、過去1年半分の株価の動きをひと目で把握できるように構成されています。「中国株二季報」は年2回出版(7月と12月)のため、チャートの期間は週足にして、ある程度長めの期間を設定しいます。


出所:中国株二季報2025年春号


株価チャートは二段構成になっていて、上部は週足チャート、下部は出来高という構成になっています。またローソク足チャートに3本の線が引いてあるのに気づくと思いますが、これは移動平均線(MPA=Moving Price Average1)です。移動平均線とは、簡単に言うと過去の株価の平均を線にしたものです。3本の線は、それぞれ13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線となっていて、それぞれ短期(3カ月)、中期(半年)、長期(1年)の株価トレンドを把握するのに役立ちます。


たとえば、中国のスマートフォン大手・小米集団(01810)のチャートを見てみると、2022年10月ごろまで移動平均線は横ばいで推移し、大きなトレンドは出ていませんでしたが、その後株価は上下しながらも上昇基調をたどります。短期の13週移動平均線は波打つように移動していますが、中期の26週移動平均線や長期の52週移動平均線はゆるやかに上昇を続けていることが分かります。特に2024年後半には出来高を伴って株価の上昇が加速しています。非常に上昇のエネルギーが強い状況と言えます。


こうした「チャート×出来高」の組み合わせは、単なる値動きの結果ではなく、投資家心理の変化や売買エネルギーの蓄積・放出を映し出す重要な手掛かりです。「中国株二季報」では個別銘柄の文章部分で、「最近の動向」や「今後の計画」などについても触れているので、こうしたコメントと組み合わせて眺めることで、市場が何を期待して株価が上昇しているのかを読み解くヒントとなります。


株価推移欄の数字に注目する、過去の高値・安値が示す傾向とは?


チャートの下にある「株価推移」欄には、各年の高値と安値、そしてその日付が一覧で掲載されています。いわば、年間の値動きレンジの履歴書のような情報です。「中国株二季報」では、過去5年間の取引時間中の高値と取引時間中の安値を掲載しています。


出所:中国株二季報2025年春号


たとえば、小米集団の株価で見てみると、2020年は高値33.800HKドル(12月31日)、安値9.200HKドル(3月19日)を記録しており、値幅の大きい相場展開だったことが分かります。一方、2023年は高値16.980HKドル(11月16日)に対して安値9.860HKドル(6月23日)で、ほかの年に比べ値幅の小さい年だったことが分かります。このように、高値と安値の差(ボラティリティ)からは、その銘柄の値動きの「荒さ」や、投資家の思惑の変化が読み取れます。


過去5年間の値動きの幅で見ると、高値は2021年1月5日の35.900HKドル、安値は2022年10月12日の8.310HKドルです。この高値と安値は今後の投資判断において重要な節目となり得ます。たとえば、株価が35HKドル付近まで上昇した場合は過去の戻り売り水準として意識され、反落する可能性があります。一方で、8HKドル台は複数年の安値圏であり、投資家にとっては押し目買いの好機とみなされる場合があります。過去の極端な値動きは、将来的な反発や調整の起点として参考になります。こうした水準はチャート分析でも「抵抗線」や「支持線」として機能することが多く、中長期の投資判断に活用できます。


また、高値や安値がついた日付も見逃せません。たとえば小米集団の場合、安値に関して特に目立った特徴は見つかりませんが、高値の日付を見ると11月から翌年1月の初旬までに集中していることが分かります。製品サイクルの影響なのか、決算発表への期待なのか、確かなことは言えませんが、この時期に高値がつきやすい傾向があるようです。こうした傾向を把握しておくと、売り買いを判断する際の参考になります。高値・安値の株価推移情報は、数字の羅列のように見えて、実は1年の投資家心理の変化を如実に語ってくれる貴重な情報といえます。


株価情報欄も見逃せない、企業規模やA株との格差もチェック


株価推移の下にある「株価情報」欄には、株式の取引単位、時価総額、A株を発行している場合はA株株価とA株との価格差を記載しています。【株価情報】の右側にある日付は株価の基準日です。


出所:中国株二季報2025年春号


例えば山東省拠点の製紙大手、チェンミン・ペーパー(01812)の場合、取引単位が500株、時価総額は8億7170万HKドルと10億HKドルに満たない水準なので、小型株であることがわかります。大型株・中型株・小型株は明確な区分がありませんが、おおよそ大型株:1000億HKドル超、中型株:100億-1000億HKドル、小型株:100億HKドル未満くらいに考えておくといいでしょう。


時価総額の大きな大型株ほど株価の値動きが安定していることが多く、逆に時価総額の小さな小型株ほど値動きが激しくなる傾向があります。中国株を始めたばかりであれば、できるだけ大型株に投資した方が安心です。


また、上海証券取引所や深セン証券取引所でA株を発行している銘柄は、同じ日のA株の株価も記載されています。A株とH株は、中国企業が発行する同一権利、同一額面の株式なので、本来A株とH株の株価に差はないはずですが、実際には2つの株価にかい離が発生することがあります。このA株とH株の株価のかい離(A株の株価÷H株の株価)を「A株格差」として表示しています。要するにH株に比べてA株が何倍の株価で取引されているかを示します。この数値が高ければ高いほど、H株がA株に比べて割安であるとみることができます。


市場の特性や流動性の違いなどによって、同じ銘柄の株価であってもこれだけの差が出ることがあります。チェンミン・ペーパーの場合は格差が2.4倍あるので、単純に考えれば、A株よりもH株に投資した方がよいことになります。


値動きのクセを知って、自分に合った投資戦略を立てよう


以上のように、「チャート」、「株価推移」、「株価情報」は、それぞれ単独でも有用ですが、組み合わせることで「この銘柄はどんな動きをしやすいか」という“値動きのクセ”が見えてきます。


たとえば、短期間で急騰・急落することが多い銘柄は、テクニカル指標を活用した短期売買向き。一方、移動平均線の上でじわじわ上昇するタイプなら、押し目買いをしながら中長期で保有するのも一手です。


「中国株二季報」の「チャート」、「株価推移」、「株価情報」には、投資のヒントがぎっしりと詰まっています。これらの情報を活用できるかできないかで、投資のパフォーマンスが大きく変わってきます。ぜひ上手に活用してみてください。


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中国株情報部 部長兼編集長

池ヶ谷 典志

立命館大学卒業後、1997年に北京の首都経済貿易大学に留学。 北京では中国国有の大手新聞社などに勤務し、中国の政治、経済、社会記事などを幅広く執筆。 帰国後の2004年にT&Cトランスリンク(現DZHフィナンシャルリサーチ)入社。 現地での豊富な経験や人脈を生かして積極的に中国企業や政府機関などへの取材を行ない、中国企業の調査・分析を行なっている。

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