週明けの日経平均は大幅反落
週明けの日経平均は大幅反落。先週末の為替市場でドル円が大きく円高に振れたことが嫌気され、800円超下げて始まりました。下げ幅を4ケタに広げたところでいったん切り返したものの、53,000円を上回ると売り直される展開となりました。しばらく下値模索が続いて、14時近辺では52,600円台に突入。1,100円超下げたところで売りが一巡して引けにかけてはやや値を戻しましたが、53,000円を下回って終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で6兆3,800億円。値上がり銘柄数156に対し、値下がり1,421銘柄と、値下がり優位の展開でした。業種別では、水産・農林、鉱業、陸運の3業種のみが上昇。輸送用機器、銀行、卸売などが大幅に下落しました。
個別では、古河電工(5801)やIHI(7013)が地合いの悪い中で大幅高。アドバンテスト(6857)など半導体株の一角がプラスで終了。神戸物産(3038)やニトリHD(9843)など、円高恩恵の銘柄に資金が向かいました。一方、米国のデータセンター運営企業の買収を見送ったとの観測が一部メディアで報じられたソフトバンクG(9984)が大幅下落。トヨタ(7203)、ホンダ(7267)など自動車株が円高進行を受けて大幅安となったほか、証券会社が投資判断を引き下げた富士通(6702)が7%を超える下落となりました。
週足でみるニトリHDの株価推移
図表は、ニトリホールディングス(9843)の2022年4月中旬頃からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線を挿入したチャートです。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎ、勢いなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には2022年10月安値(2,293円)からの下値を切り上げる上昇波動に対し、現在は2024年3月高値(4,884円)から上値を切り下げる下落波動が続いています。
2024年3月高値からは三角保ち合いを形成する可能性もありましたが、2024年7月安値(3,271円)を起点とした下値支持線を下回り、下落波動が一段と拡大する展開となりました。
2025年4月にかけての強いリバウンド相場は上記の下値支持線で頭打ちとなり、2025年4月高値(3,598円)を戻り高値とし、一段と水準を切り下げる展開となりました。
一方、2025年8月以降の値動きから、概ね底入れの機運が高まりつつあります。2025年8月安値(2,417円)からの反発は26週移動平均線で上値を抑えられましたが、その後のダメ押し局面で安値を更新する動きとなるも、2025年10月安値(2,415円)までの下値にとどまりました。
再び反発に転じた相場は26週移動平均線を上回り、今度は52週移動平均線付近まで上昇。52週移動平均線付近で頭打ちとなり、短期的な調整局面に入っています。
直近2週間は、上向き基調に変化した13週移動平均線や26週移動平均線を下回る動きとなりましたが、週明けの上昇で13週移動平均線や26週移動平均線の上方まで早々に回復しました。
13週移動平均線や26週移動平均線を上回ったことで、反発力が試される局面です。RSI(9週)も週明けの株価上昇で上向きに変化しています。
このまま、2025年9月高値(2,942円)と同水準である2025年12月高値(2,942円)をつないで延長したネックラインを上回れるかが焦点となります。
ネックラインを上回ることができれば、底値形成パターンの「三尊底」が形成され、当面はトレンド転換が意識され、戻りを試す展開が予想されます。
RSI(9週)がすでに2025年7月の安値水準を切り上げている点なども、トレンド転換の信頼性を高める要因となるでしょう。



