「不動産関連の株主優待にはどんな銘柄があるのか」気になる方も多いのではないでしょうか。不動産業界は自社ブランドの商業施設やホテルを保有し、施設で使える割引券やポイントを株主優待として贈呈している銘柄が多い傾向にあります。
三井不動産・東急不動産ホールディングス・サンフロンティア不動産・平和不動産・ヒューリックの5社は、いずれもグループ施設で使える優待やカタログギフトを株主優待として進呈しています。
本記事では各社の優待内容・保有株数・保有期間の条件を詳しく解説します。「不動産株の優待を比較したい」という方はぜひ参考にしてください。
株主優待・不動産会社5選
・ 三井不動産
・ 東急不動産ホールディングス
・ サンフロンティア不動産
・ 平和不動産
・ ヒューリック
1.三井不動産株式会社(証券コード:8801・東証プライム)
三井不動産は「三井ショッピングパーク ららぽーと」「三井アウトレットパーク」などの商業施設を展開する大手不動産デベロッパーです。
株主優待制度は、2025年3月末日基準からスタートしました。
毎年3月末日現在の株主名簿に記録され、かつ保有期間要件を満たす株主を対象に年1回実施しています。
「三井ショッピングパークポイント」が進呈され、ららぽーとや三井アウトレットパーク、公式通販サイト「&mall」などで利用できます。

【長期保有者優待制度(追加ポイント)】

出典:三井不動産株式会社「株主様へのご優待」
同社の5年間の株価の推移を見ていきましょう。

2.東急不動産ホールディングス株式会社(証券コード:3289・東証プライム)
東急不動産ホールディングスは、東急不動産・東急リバブルなどを傘下に持つ大手不動産グループです。「継続保有株主優遇制度」と「株主優待券」の2つの優待制度を実施しています。
【株主優待券(100株以上が対象・年2回発行)】

コラボ株主優待券ではJR東日本ホテルズの宿泊施設・直営レストラン、GALA湯沢スキー場、フィットネスクラブJEXERなども優待料金で利用できます。
【継続保有株主優遇制度(500株以上・3年以上継続保有が対象)】

※5年以上継続保有の場合、株式取得年度の3月末を起算点に5年毎の3月末権利確定時にポイントを1.5倍に割り増して進呈
出典:東急不動産ホールディングス株式会社「株主優待情報」
ポイントは「株主さま向けウェブサイト」にてWELコインとして進呈され、全国各地のグルメや施設利用券などの商品と交換が可能です。10,000株以上保有の株主は東急こすもす会への入会資格も付与されます。
東急こすもす会は、入会無料でさまざまな特典・優待サービスを利用できます。

3.サンフロンティア不動産株式会社(証券コード:8934・東証プライム)
サンフロンティア不動産は、都心オフィスビルの再生事業、不動産サービス事業・ホテル運営・海外開発事業などを展開する企業です。
株主優待は、毎年3月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に年1回実施しています。グループホテルで使える「ご優待割引券」が、保有株式数と継続保有期間に応じて進呈されます。

※長期保有の判定は、毎年9月末日・3月末日の株主名簿に同一株主番号で規定株数を7回以上連続保有し、かつそれ以降最初の3月末日にも継続保有していることが条件。
出典:サンフロンティア不動産株式会社「株主優待制度」
割引券は「四条河原町温泉 空庭テラス京都 別邸」「STITCH HOTEL KYOTO」「たびのホテル」などのホテルで利用でき、施設によっては宿泊に加え食事・物販にも使えます。

4.平和不動産株式会社(証券コード:8803・東証プライムなど)
平和不動産は、東京・大阪・名古屋・福岡などの証券取引所ビルのオーナー企業として1947年に設立された不動産デベロッパーです。
株主優待は、毎年3月末日現在に200株以上を保有する株主を対象に年1回実施しています。大丸松坂屋のWEBカタログギフトから商品を選べる仕組みです。

※長期保有株主とは、200株以上(または500株以上)を株主名簿基準日(3月末日および9月末日)に連続7回以上、同一株主番号で保有している株主。優待品のお届けに代えて日本赤十字社等へ寄付する制度もあり。
出典:平和不動産株式会社「株主優待」

5.ヒューリック株式会社(証券コード:3003・東証プライム)
ヒューリックは、都心のオフィスビル・商業施設を中心とした不動産賃貸事業などを展開する企業です。
株主優待は、毎年12月末日現在に300株以上を2年以上継続保有する株主を対象に年1回実施しています。2025年12月基準から優待内容が一部変更となっています。

※組み合わせ例:グルメカタログギフト2点/グルメカタログギフト1点+施設利用券1点/施設利用券2点。ホテル施設ご利用券はTHE GATE HOTEL東京・THE GATE HOTEL京都高瀬川・浅草ビューホテルの対象施設で1枚3,000円分利用可能。寄付を選択することも可能。
出典:ヒューリック株式会社「株主優待」
ヒューリックの優待は、グルメカタログギフトと自社ホテル利用券を自由に組み合わせられるという特徴があります。

※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
本記事で紹介した株主優待の内容は、執筆時点での情報です。優待内容は企業の業績や方針により変更・廃止される可能性がありますので、投資の際は必ず各企業の公式ホームページで最新情報をご確認ください。
まとめ
不動産関連の株主優待は、自社が運営する商業施設に関するものが中心です。
ただし優待はあくまで投資の一要素ですので、優待目的だけで投資判断を行うのは避け、企業の業績や財務状況、配当利回りなども確認することをおすすめします。
ご自身の投資方針や期間にあわせて比較・検討しましょう。


