「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はドル円です。
前週から重要イベントが相次いでいますが、いずれも少し弱い程度の内容でしたので下押しは限定的となり、執筆時点では159円台前半でのもみ合いが続いています。
例年8月は日米の金融政策発表も予定されておらず、閑散相場になりやすいこともあります。相場格言の「閑散に売りなし」ではないですが、下値の堅さを見て今回は買ってみることにしました。
皆様の参考になれば幸いです。
雇用統計やCPIで下押すも一時的
今月発表された主な米経済指標を振り返りますと、
・7日の7月雇用統計・・・非農業部門雇用者数(NFP)が予想外の減少となるほか、平均時給も予想を下回る伸びにとどまるなど、ネガティブな内容を受けて直後はドル売りが優勢となるも、売り一巡後は買戻しが優勢に。週明け10日の東京時間で、雇用統計発表後の下げを全戻ししました。
・13日の7月消費者物価指数(CPI)・・・前年比・前年比ともに市場予想と一致しましたが前回からわずかに伸びが鈍化。直後の市場では9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退してドル売りで反応するも、売り一巡後は買戻しが優勢となり、その日のNY午後で下げ分を取り返して高値で引けました。
といったところです。
個人的にはもっとドルが売られる展開になるかと見ていましたが、来月は15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の前に、4日:8月雇用統計、11日:8月CPIがあることから、次回の金融政策発表を前に経済動向を見極める時間があるとして、今回のドル売りは一時的になったものと推測されます。
そこで、12日の取引終了後にこう書きました。
ドル円、昨日米CPI後の下押しも限定となり、高値圏で引けた。基準線159.61円を超えると161円台半ばの雲上限が視野に入りそう。現在レート159.47円のほか、雲下限158.94円や昨日安値158.60円、200日線158.19円で少量買い下がり。カットは158円割れ。
高いとは思いつつ現在レートで買いを入れたのは、トレンドが強い時は大して下押しせずに上がって行く場合があり、そうなると指値だと成立せずに指をくわえて眺めるしかできなくなる点です。また、多少下げた場合は押し目と思って買い下がることにしました。
気がかりなところとしては、日足・一目均衡表の基準線を回復できるか、でしょうか。直近の上昇が同水準で阻まれており、攻防の分岐点と化している点が挙げられます。
状況によっては買い下がりをやめて損切りするかもしれませんが、とりあえずは様子を見てゆきたいと思います。

※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
ドル円 159.47円買い少量
トルコリラ円 3.37円買い
ランド円 9.68円買い



