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VIX=恐怖指数は一時「22」突破、4カ月ぶり高水準
シカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は週末にかけて大幅に上昇しました。16日には一時22.31と6月上旬以来4カ月ぶりの高水準を更新しています。投資家心理をあらわす指標の1つであるVIXは「20」を超えると投資家の不安が高まった状態を意味。

*Trading Viewより
人工知能(AI)インフラを手がけるコアウィーブコアウィーブが今週急落。社債市場で同社の社債利回りが急騰(債券価格は下落)しており、AI投資の持続性や資金調達への不透明感が高まっています。市場では「投資に見合った収益を得られるのかという問題はコアウィーブ固有のものではなく、AI業界全体に通じる懸念だと受け止められている」との声が聞かれています。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は8日続落し、2008年以来(リーマン・ショック時)以来、約18年ぶりとなる長期の連続下落となりました。「リーマン・ショック時以来」との文言を聞くと、否応なしに「週末に悪材料が出ないか」心配になります。
SKEW指数=ブラックスワン指数は「168」 昨年2月以来
SKEW指数、いわゆる「ブラックスワン指数」は16日に「168」と昨年2月以来の高水準となりました。SKEW指数はCBOEが算出し公表している、株式市場の極端な暴落(テールリスクやブラック・スワン・イベント)に対する投資家の警戒感を数値化した指標で、先行指標として警戒感を探ったりすることに用いられる指標です。

*Trading Viewより
SKEW指数の急騰時、「株価指数がある程度の時間経過後、大きなクラッシュが予測される」といいます。目安としては「100付近が平常、140を超えると警戒」と言われてきましたが、近年の市場環境では高止まり傾向が見られるため、絶対値の数字だけに囚われず、その時々のレンジ内での相対的な推移を見ることが重要視されています。
なお、VIX指数は市場全体の「変動の大きさ(ボラティリティ)」そのものを測定しますが、SKEW指数は分布の「歪み(テールリスクの厚さ=極端な暴落の確率)」を測定します。VIXが平常時であっても、将来のクラッシュへの警戒が高まればSKEW指数が先に跳ね上がるケースもあるようです。もっとも、今週はVIX指数とともに急騰しており、週明け注意が必要となりそうです。
「Fear & Greed Index」は「18」 極度の恐怖
また、VIX指数よりも簡単に投資家心理を確認できる便利なツール「Fear & Greed Index(恐怖と強欲の指数)」を見ると、現在は「18」で「EXTREME FEAR」(極度の恐怖)となっています。1週間前は「46」と「NEUTRAL」でしたが、そこからいっきに「EXTREME FEAR」(極度の恐怖)まで振れています。

*CNNのHPより
「Fear & Greed Index」は米国のテレビ局CNNが提供している投資家心理に関する指標です。Fearが恐怖、Greedが強欲で「恐怖と強欲の指数」となります。上の表を見て頂くと分かるとおり、この指数は0~100までの数値で表されており、0~25が「EXTREME FEAR」(極度の恐怖)、25~45が「FEAR」(恐怖)、45~55が「NEUTRAL」(中立)、55~75が「GREED」(強欲)、75~100が「EXTREME GREED」(極度の強欲)となっています。
株の世界では「0」に近づくほど投資家心理が冷え込み、必要以上に株が売り込まれていることから「株価が割安」と判断され、逆に「100」に近づくほど投資家心理が過熱しており、適正な株価を超えて株が買われていることから、「株価が割高」になっていると言われています。
今週のドル円は1円40銭程度のレンジ
株式市場と比べると自身がトレードしている「ドル円」相場はあまり大きな動きがない1週間となりました。今週は157.55-158.95円と値幅1円40銭程度。9月米消費者物価指数(CPI)や9月米卸売物価指数(PPI)などの重要な指標に加えて、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長や植田日銀総裁などの要人発言がありましたが、直接的な影響は見られませんでした。

*IG証券より
なお、自身のポジションは「ドル円のショート」。引き続き、「円高・ドル安」方向に賭けています。8月10日に「158.414円」、11日に「159.070円」、18日に「159.692円」、9月4日に「156.202円」でショートしており、平均コストは「158.344円」。含み益は前週の2万円程度から1万円程度まで減少しています。「市場は金曜日に底を打たない(Markets never bottom on a Friday)」とは、マーケットにおけるよく知られた投資格言(アノマリー)の一つですが、来週「リスク・オフ」の動きから「円高」に振れることを期待して、もうしばらくは「ドル円のショート」を維持したいと思います。
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本コラムは個人的見解であり、あくまで情報提供を目的としたものです。いかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。また、コラム中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。



