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ドル円、一時156.08円と約1カ月ぶりの安値
今週のドル円は158.00円挟みのもみ合いが続いていましたが、週末にかけて失速。23日の東京市場では一時156.08円と9月18日以来約1カ月ぶりの安値を更新しています。10月に入ってからというもの、狭いレンジでの取引が続いていましたが、ここにきてようやく動き始めたか?との印象です。ドル円を動かした要因としては、世界的な株安による「リスク回避の円買い」などが挙げられます。

*Trading Viewより
2027年のフランス大統領選挙の行方や、財政赤字の削減を進める予算案の審議の見通しに対する不透明感から仏財政悪化への懸念が広がる中、仏10年債利回りは今週5.1%台まで上昇し、2002年以来約24年ぶりの高水準を記録しました。フランスの政治・財政不安に加えて、人工知能(AI)収益懸念や中東情勢の緊迫化に伴う原油高などを背景に、世界的に株価が軟調に推移するとリスク回避の円買いが優勢となりました。ドル円以外のクロス円の下げも顕著で、ユーロ円は23日のNY市場で一時175.10円と昨年10月以来1年ぶりの安値を付けています。
VIX=恐怖指数は徐々に下値切り上げ
シカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は前週末に一時22.31と6月上旬以来4カ月ぶりの高水準を付けましたが、今週末の終値は「19.45」と引き続き高い水準を維持しています。22・23日の取引時間中には、「20」を超える場面もありました。
なお、投資家心理をあらわす指標の1つであるVIXは「20」を超えると投資家の不安が高まった状態を意味するとされています。

*Trading Viewより
「Fear & Greed Index」は「21」 極度の恐怖が続く
また、VIX指数よりも簡単に投資家心理を確認できる便利なツール「Fear & Greed Index(恐怖と強欲の指数)」を見ると、現在は「21」で「EXTREME FEAR」(極度の恐怖)となっています。1週間前も「22」と「EXTREME FEAR」となっており、投資家の不安が続いていることが伺えます。

*CNNのHPより
「Fear & Greed Index」は米国のテレビ局CNNが提供している投資家心理に関する指標です。Fearが恐怖、Greedが強欲で「恐怖と強欲の指数」となります。上の表を見て頂くと分かるとおり、この指数は0~100までの数値で表されており、0~25が「EXTREME FEAR」(極度の恐怖)、25~45が「FEAR」(恐怖)、45~55が「NEUTRAL」(中立)、55~75が「GREED」(強欲)、75~100が「EXTREME GREED」(極度の強欲)となっています。
株の世界では「0」に近づくほど投資家心理が冷え込み、必要以上に株が売り込まれていることから「株価が割安」と判断され、逆に「100」に近づくほど投資家心理が過熱しており、適正な株価を超えて株が買われていることから、「株価が割高」になっていると言われています。
ドル円の一目均衡表チャートを見ると
ドル円の一目均衡表チャートを見ると、このところ雲の中で方向感に乏しい動きとなっていることが分かります。週末の終値156.87円で雲の上限158.44円、転換線157.51円、基準線157.45円を下回っている一方、雲の下限156.05円は維持。今週末に付けた安値156.08円もひとまず雲の下限でサポートされたことが分かります。また、重要なポイントである200日移動平均線158.55円も下抜けています。200日移動平均線は重要な中期線として、機関投資家など多くの市場参加者が注目するポイント。テクニカル的なサポートやレジスタンスとしてだけではなく、ここを中心に投資家心理も大きく変わってくると言われています。

*Trading Viewより
なお、自身のポジションは「ドル円のショート」を維持。「円高・ドル安」方向に賭けています。8月10日に「158.414円」、11日に「159.070円」、18日に「159.692円」、9月4日に「156.202円」でショートしており、平均コストは「158.344円」。含み益は前週の1万円程度から6万円弱まで増加しています。

*IG証券より
「VIX指数」や「Fear & Greed Index」を見ると、「リスク・オフ」の動きから「円高」に振れることが期待されるほか、一目均衡表チャートを見るとテクニカル的にもやや下サイドが期待できそうです。もうしばらくは「ドル円のショート」を維持したいと思います。
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