先週末の日経平均は大幅反発
先週末の日経平均は大幅反発。4月23日の米国株は3指数そろって下落しましたが、これを受けても寄り付きから200円を超える上昇となりました。買い一巡後はもみ合い基調が続きましたが、じわじわと水準を切り上げ高値圏で取引を終了。4月22日の終値59,585円を上回り、史上最高値を更新しました。前引けでは下落していたTOPIXもプラスで終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で7兆4800億円。値上がり銘柄数550に対し、値下がり973銘柄と、値下がり優位の展開でした。業種別では、鉱業、海運、ガラス・土石などが上昇した一方、サービス、その他製品、医薬品などが下落しました。
個別では、米インテルの時間外の急騰にイビデン(4062)が好反応を示して12.6%高。米アンソロピックと戦略的協業を開始すると発表したNEC(6701)が大幅上昇となったほか、証券会社が目標株価を引き上げた太陽誘電(6976)や村田製作所(6981)が買いを集めました。一方、米国でサンディスクが大幅安となったことから、キオクシアHD(285A)が2%を超える下落。任天堂(7974)、サンリオ(8136)、OLC(4661)など、キャラクタービジネスに強みを持つ銘柄の弱さが目立ちました。下方修正を発表したキヤノン(7751)が8%近い下落となりました。
週足でみるNECの株価推移
図表は、NEC(6701)の2024年11月後半からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、長い上昇トレンドが続いた後、昨年11月高値(6,194円)で上昇が一服。13週移動平均線を割り込んだ後の反発で高値をうかがう場面もありました。
しかし、結果的には昨年12月安値(5,266円)の支持線を下回ったことで、ダブルトップを形成する展開となりました。
ダブルトップは天井局面で山が2つ形成される動きを指します。2つの山の間にある谷を中心に概ね左右対称、あるいは2つ目の山が1つ目の谷よりも低いことが望ましいとされています。
ダブルトップの後は下落トレンドとなり、米ソフトウェア関連株の下落につれて下げが加速する展開となりました。
2月には3,606円まで下落し、週足の陽線包み足で底打ち。52週移動平均線で上値を抑えられた後は再び下値を試す動きになりました。
ただ、4月に3,697円まで売られましたが、2月につけた年初来安値(3,606円)を下回ることなく、再び上昇局面にあります。
先週22日には3月の戻り高値(4,500円)の抵抗線①を上回り、ダブルボトムを形成。相対力指数のRSI(9週ベース)はすでに前の週には50%を上回る強気シグナルが点灯していました。
23日に発表した米国AI企業のアンソロピックとの戦略的協業開始が好感され、再び52週移動平均線まで戻した局面です。
ダブルボトムを形成したこともあり、52週移動平均線を上回る可能性が高く、当面は支持線までの上昇にとどまるか、抵抗線②まで上昇が伸びるかが焦点となります。
一方、52週移動平均線を超えられない状態で、再び下落局面入りとなる想定もしておくべきです。ダブルボトム形成を確認しただけに短期的には押し目買い優位の地合いが予想されますが、年初来安値を更新した場合は昨年4月安値(2,660.5円)を目指す動きにつながるでしょう。





