先週末の日経平均は大幅反発
先週末の日経平均は大幅反発。米国株高を受けて、寄り付きから300円を超える上昇となりました。前場は節目の57,000円を前にして足踏みしましたが、後場は57,000円を上回る場面がありました。57,000円より上は定着しなかったものの、大きな失速はなく高値圏をキープ。終値で4ケタの上昇となりました。
東証プライム市場の売買代金は概算で8兆7300億円。値上がり銘柄数469に対し、値下がり1050銘柄と、値下がり優位の展開でした。業種別では、非鉄金属、ガラス・土石、小売などが上昇した一方、鉱業、卸売、情報・通信などが下落しました。
個別では、決算を材料に指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983)が急騰しました。レーザーテック(6920)、東京エレクトロン(8035)など半導体株が大幅上昇。電線株も強く、フジクラ(5803)が12%高となりました。今期の大幅増収増益計画を提示したローツェ(6323)がストップ高まで買い進まれました。一方、米国動向からSaaS関連が嫌われ、NEC(6701)、富士通(6702)、ラクス(3923)などが大幅安。本決算を発表したセブン&アイ(3382)は買いが先行したものの失速し、3%を超える下落となりました。
週足でみる富士通の株価推移
図表は、富士通(6702)の2024年6月後半からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、今年1月の年初来高値(4,668円)で上昇が一服し、現在は短期的な調整局面にあります。
過去を振り返ると、ITバブル時の2000年1月に5030円の高値を形成した経緯があります。年初来高値をつけた今年1月までの上昇にとどまったのは、ITバブル時の高値の節目をいったんの上値として意識したと考えることができます。
週足では、短期の13週移動平均線だけではなく、長期の52週移動平均線などもあっさりと下回っており、短期間でここまで大幅に下落するのは大型株ではまれな動きといえます。
一方、3月につけた安値(3,064円)は、2024年10月高値(3,189円)と2025年3月高値(3,260円)をつないで延長したほぼ水平の支持線①や、2024年8月安値(2,136.5円)と2025年4月安値(2,514.5円)をつないで延長した右上がりの支持線②を意識した可能性が高いとみられます。
RSI(9週ベース)は3月安値の手前にはすでに売られ過ぎの水準まで低下し、現在は底値圏で上向きに変化していることが確認できます。
目先的には不安定な動きが続く可能性はありますが、下値到達からリバウンド相場へ移行するタイミングに近く、中長期的な目線では買い場到来とみることができそうです。
ただ、年初来高値からの大幅調整の結果、13週移動平均線や26週移動平均線はすでに下向き基調に変化しており、リバウンド時の上値の節目になることが想定されます。
リバウンド時に13週移動平均線や26週移動平均線に上値を抑えられるだけではなく、その後の反転下落後に3月安値(3,064円)を下回る場合、2024年8月安値(2,136.5円)や2025年4月安値(2,514.5円)を下値メドに下落余地が拡大することが予想されます。
13週移動平均線や26週移動平均線に上値を抑えられた後に反転下落となった場合でも、3月安値(3,064円)を下回らずに値固めを続けることができれば、比較的早い段階で本格上昇局面に入ってくことが予想されます。





