ルールは知識より大事
FX取引に取り組むのは、もちろん利益を追求するためです。「ハイリスク・ハイリターン」の投資の世界で、当然ながらリスクなしに利益を狙うことはできません。いかに利益を増やすかは利益を出す取引をするのが重要ですが、1回の取引で終わることでもないので、損失をできる限り制限させて、大きな損失を回避するかが大きなポイントになります。
FX取引を理解し、勝率をあげるためには金融知識を身につけることは大事ですが、それ以上に取引のルールをしっかり決めて、決めた以上にはそのルールを修正するまでは鉄則として守るのが「知識を身につける」こと以上に重要です。損切りのルールとかを守らなければ、9回勝ってもその9回分の利益を1回の負けでぶっ飛ぶ可能性が大いにあるからです。
FX取引でも一定以上の損失が出る事を前提に考え、その損失をどれだけ少なく済ませることができるかがとても重要です。
FX取引、初心者に多い失敗例
・取引ルールを決めない
上で言及しましたが、利食い・損切りのルールなどを作らない、あるいは作っても守らないことは大きな失敗を招く一番の要因となります。つまり「損切りができない」が初心者に最も多くみられます。自分は「ルールを守れない」と認める人はきっぱりと取引をやめたほうが良いでしょう。
・ポジションを放置
ポジションを持ったら、指値を入れるなりしっかりと管理しないと非常に危険です。いつ何が起こるかわからないので、放置すると知らないうちに強制ロスカットになる可能性もあります。
・FX取引の仕組みを理解していない
証拠金維持率やロスカットのレベルなどきちんと把握せずに取引をし、自己資金に合わない取引で利益獲得のチャンスを失ったり不必要な損失を出したりする可能性があります。
・限界を超えて取引
初心者は「大きな利益を狙いたい」という欲が出て、必要資金を投資に回してしまう傾向があります。
・うわさや他人の言葉によく流される
自分のレベルアップを図らず、自己主張を持てずうわさや他人の助言によく流され、取引が雑になります。よく知らない通貨ペアの取引にも手を出し、大きな損失を出す可能性があります。
よって、初心者は少額でスタートして経験を積むことが大事で、常に勉強や分析を怠けず、自分に合ったルールを作りしっかりとそのルールを守りながら損失を減らすことに心かけることが重要となります。