FX やるならお得に

【FX、やるならお得に】第15回 順張り・逆張り

順張り・逆張り

FXには、価格のトレンドに応じた取引として、大きく分けて「逆張り」「順張り」と呼ばれる二つの取引方法があります。

順張りとは、現在のトレンドに沿ったポジションを持つこと、逆張りとは現在のトレンドとは逆のポジションを持つことを指します。

順張りと逆張り、どちらの方法が優れているということはありません。投資家の性格によって、どちらを好むかは異なるでしょう。上手に使いこなすことで、利益を出す確率を上げることができます。

 

順張りは「トレンド相場」で有効

順張りは「トレンド相場」で有効です。特に息の長いトレンドが発生すると、利益を大きく伸ばせる可能性があります。特に息の長いトレンドが発生すると、利益を大きく伸ばせる可能性があります。

一方、トレンド相場ではなく、ある一定の値幅を行き来するような「レンジ相場」では、順張りだと十分な利益を狙うのが難しいといえます。加えて、順張りではトレンドの見極めが重要です。上昇トレンドに入ったと考え「買い」をしたものの、すでに下落トレンドに入っていた場合には大きな損失を被る可能性があるからです。

 

順張りは、上昇トレンドの中でも一時的に下がったときに買う「押し目買い」、下降トレンドの中でも一時的に上がったときに売る「戻り売り」がエントリーの良いタイミングになります。

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逆張りは「レンジ相場」で有効

逆張りは価格が上昇トレンドのときに「売り」、下落トレンドでは「買い」をする取引方法で、「レンジ相場」に有効です。レンジの下限で「買い」、上限で「売り」をしていけば、理論上は効率的に利益を上げることができます。逆張りはトレンドに逆らって売買するため、順張りに比べると難易度の高い取引方法といわれています。

価格が下落しているからと逆張りで「買い」をしたものの、その後さらに下降トレンドに拍車がかかり急落してしまうと、損失が大きくなってしまうリスクがあるため、トレンド発生を見極める力が大切です。

逆張りは、レンジ相場の安値のとき・高値のとき、短期的な急変動が起こったとき、買われすぎ・売られすぎなときがエントリーのタイミングとなります。レンジ相場における反転ポイントが狙い目です。

 

順張りと逆張りの違い

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為替情報部 アナリスト

金 星

中国出身。横浜国立大学大学院卒業後、国内商品先物会社に入社。 外国為替証拠金取引会社へ出向し、カバーディール業務に携わりながら市況サービスも担当。 2013年にDZHフィナンシャルリサーチに入社。

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