FX取引は上がっても下がっても利益を出せます。FXの大きな特徴の一つが「売り」と「買い」の両方でポジションを建てられることです。一方で、相場の予想が外れた場合には大きな損失を被る危険性があります。つまり、FXはハイリスク・ハイリターンの取引です。よって、そのリスクもしっかり把握して取引に臨まないといけません。
FX取引は、合理的な投資判断を行うために専門知識を身につける必要があり、信用できる業者と取引を行う場合であっても、取引には高いリスクが伴いますので要注意です。
相場変動リスク
外国為替相場は、各国の政策金利や景気動向等と密接に関連しており、経済指標、金融政策、政治情勢、要人の発言などの影響を受けて変動します。FX取引は、為替相場が想定と逆の方向に変動した場合は損失が生じる恐れがあります。相場が急激に変動したときは、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。
金利変動リスク
FX取引は、取引対象とする2つの通貨の金利差調整額(スワップポイント)の受払いが日々発生しますが、スワップポイントは、各国の短期金利に応じて日々変動するため、金利の動向によっては、期待していたようなスワップポイントを受け取れない場合があります。場合によっては、スワップポイントが受取りから支払いに転じることがあります。
流動性リスク
FX取引は、外国為替相場が急変して取引の流動性が低下した場合には、スプレッドが広くなって意図した取引ができなくなることや、建玉の決済や新たな取引が困難になる恐れがあります。
また、流動性の低い通貨の取引を行う際には、希望する価格で取引ができないことがあります。取引対象通貨を発行する国の経済状況などによっては、為替取引が制限され、FX取引がその影響を受けるおそれもありますので、取引対象とする通貨の選定には十分な注意を払う必要があります。
信用リスク
FX取引は、業者の財務状況が悪化した場合には、取引ができなくなるなど、投資者に不利益が生じる恐れがあります。
システムリスク
金融商品取引所又は金融商品取引業者の取引システムに障害が発生したときは、取引が遅延したり、取引が停止される恐れがあります。また、オンライン取引を行う場合に、投資者のネットワーク・システムに障害が発生したときは、取引ができないなどの支障が生じる恐れがあります。