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第102回 勝つために情報本質の見極めは大事

情報過多時代

世の中はあらゆる分野でますます情報が大切な時代になっています。グローバル化が進み、世界の変化も早くなり、将来の予測は一段と難しく常に新しい情報を吸収することもとても大事なことです。ただ、今の世界はあまりにも大量な情報を気軽に接することが可能であり、情報過多時代とも言えます。人々は情報の波に呑まれ、息切れを起こすことも度々あります。

 

通信機器の劇的な進歩やインターネットの普及で、経済情報も市場に氾濫するようになっています。今はどこにいても情報が入ってくるという環境のためか、情報は集めるものではなく勝手に集まってくるものと勘違いしている人も少なくありません。

 

情報本質の見極め

情報を入手した時に、勝つためには当然ながら情報の正確性を見極めるのが大事です。誤った情報を基に動くと真逆の結果に攫われます。「情けに、報いる」と書いて「情報」と呼んでいます。つまり「本当のことを知らせる」「まことの知らせ」が本当の情報です。

 

・ピラミッド型の情報

情報は流れている層によって質がまったく違うものになる場合があります。市場に氾濫している誰にでも入手できる情報できる情報、つまり自然に集まってくる情報というのはピラミッド型の情報の底辺にあるものであり、価値もその程度であるということです。それに比べてピラミッド型の情報の頂点に近付けば付くほど情報の質や精度は高くなります。質の高い情報をいち早く入手するためには自ら情報を集めに行くいくというイニシアティブが大事であり、相場に勝つために情報を取りに行く前向きな姿勢がFXトレーダーには必要です。

 

・テーマに沿った情報収集

為替市場にはその時の注目材料やテーマがり、その注目度によって特定の通貨や通貨ペアが相場の軸足となります。よって、FXトレーダーは状況に応じてテーマやターゲットを決めて効率よく情報収集に努める必要があります。為替相場の変動には多くの要因が含まれていますが、その都度ファンダメンタルズなり政治リスクなりチャートポイントなり重要度が変ります。

 

・情報の賞味期限

自分が正しい情報を入手したとしても、その情報がどれぐらい市場で消化しているのか、まだ効力は残っているのか、効力が残っていたとしたら後どれぐらい賞味期限があるかを見極めるのも大事です。また、いったんは消化済みで蒸し返されるものがあったり、情報の織り込みでいったん相場は反対方向へ動くもその「情報の注目度の高さ」で再び戻す動きになったり、波を挟みながらも長い期間ボディに効く情報もあるので、情報を入手したらよく分析しその本質を見極めることが大切です。

この連載の一覧
第103回 経済指標の基本知識
第102回 勝つために情報本質の見極めは大事
第101回 押し目買いの罠
第100回 円安・円高の影響
第99回 円キャリートレードは正念場
第98回 ドル・ブル=ドル買いではない
第97回 ドル円 200円になったら
第96回 デイトレードの基本は順張り
第95回 ドル円、どこに向かうのか
第94回 FX、初心者に多い失敗例
第93回 本間宗久が残した相場の極意
第92回 基軸通貨のドル、強い
第91回 外国為替相場制度
第90回 米長期金利とドル円
第89回 RBNZ政策金利とNZドル円
第88回 日銀、利上げに踏み切るも円安
第87回 日本、「金利のある世界」に向かう
第86回 豪中銀と政策金利
第85回 トランプ氏の再選リスク
第84回 加中銀とその金融政策
第83回 英中銀とMPC
第82回 ECBと理事会
第81回 FRB 、FOMC
第80回 人民元の基準値
第79回 円キャリートレード
第78回 日銀、1月会合でマイナス金利解除を見送るか
第77回 ドル円 ゆく年くる年(2)
第76回 ドル円 ゆく年くる年(1)
第75回 ポジションの偏り
第74回 ユーロ圏、厳しい財政ルール
第73回 米国の双子の赤字、ドル相場への影響は?
第72回 日本の貿易収支
第71回 国際収支と為替(2)
第70回 国際収支と為替(1)
第69回 円買い介入警戒感が続く
第68回 FXにも山・谷がある
第67回 FX、時間軸視点も大切
第66回 PPPよりかなりの円安
第65回 購買力平価説
第64回 米大統領選とドル相場
第63回 円の実質実効為替レート、50年ぶりの低水準
第62回 実質実効為替レート、通貨の強弱が分かる
第61回 FX取引には時間・季節も影響
第60回 プロと素人
第59回 相場に入る・離れるタイミング
第58回 FX、成功する人・失敗する人
第57回 外貨預金にも使えるFX取引
第56回 FXトレードスタイル(3)
第55回 FXトレードスタイル(2)
第54回 FXトレードスタイル(1)
第53回 近年の相場の軸足
第52回 FX相場の軸足
【第51回 ドル・ユーロ・円、3大通貨に注目】
【第50回 FX、取り組みのタイミング】
【第49回 大局観下でのアプローチ】
【第48回】大局観、身につけよう
【第47回】FX取引の投資資金
第46回 相場と真摯に付き合う
第45回 金相場と為替
第44回 うわさで買って、事実で売る
第43回 原油相場と為替
第42回 金利差拡大ならお金は金利の高い国へ
第41回 貿易収支と為替相場
第40回 米国、なぜドル高にこだわるのか?
第39回 景気と為替相場
第38回 先物市場で投機筋の動きを把握
第37回 米SVB経営破綻の為替相場への影響
第36回 インフレと為替
第35回 FX、最強の参加者は?
第34回 為替レートの安定は為替ディーラーに不利なのか?
第33回 FXの自動売買取引
第32回 注目度の高い米雇用統計
第31回 リスクオン・リスクオフ取引
第30回 注目度の高い経済指標
第29回 アフリカの人気通貨 南アフリカ・ランド
第28回 安全資産・逃避通貨のCHF
第27回 2023年の為替相場
【FX、やるならお得に】第26回 年末年始の取引に注意
【FX、やるならお得に】第25回 急落で魅力低下の高金利通貨(トルコリラ)
【FX、やるならお得に】第24回 多難も地位が上がりつつある通貨(人民元)
【FX、やるならお得に】第23回 NZドル、豪ドルに似た動き
【FX、やるならお得に】第22回 米国と結びつきが深い通貨(加ドル)
【FX、やるならお得に】第21回 資源国通貨(豪ドル)
【FX、やるならお得に】第20回 変動幅が大きい通貨(ポンド)
【FX、やるならお得に】第19回 取引量第3位(円)
【FX、やるならお得に】第18回 取引量が第2位の通貨(ユーロ)
【FX、やるならお得に】第17回 取引量が最も多い通貨(ドル)
【FX、やるならお得に】第16回 ファンダメンタルズ
【FX、やるならお得に】第15回 順張り・逆張り
【FX、やるならお得に】第14回 為替レートはテーマで動く
【FX、やるならお得に】第13回 為替の変動要因
【FX、やるならお得に】第12回 FXはゼロサムゲーム?
【FX、やるならお得に】第11回 FX取引の注文方法
【FX、やるならお得に】第10回 外国為替取引の中心はドル
【FX、やるならお得に】第9回 外国為替市場と為替レート
【FX、やるならお得に】第8回 FX取引で大事なこと
【FX、やるならお得に】第7回 スワップポイント
【FX、やるならお得に】第6回 FX、利益を得る仕組み
【FX、やるならお得に】第5回 買値、売値とスプレッド
【FX、やるならお得に】第4回 FXの「レバレッジ」
【FX、やるならお得に】第3回 まず「FX」のこと、ちゃんと理解しましょう
【FX、やるならお得に】第2回 そもそも為替って何?
【FX、やるならお得に】第1回 敵知らずして勝利なし!

為替情報部 アナリスト

金 星

中国出身。横浜国立大学大学院卒業後、国内商品先物会社に入社。 外国為替証拠金取引会社へ出向し、カバーディール業務に携わりながら市況サービスも担当。 2013年にDZHフィナンシャルリサーチに入社。

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