米連邦準備制度理事会(FRB)
米連邦準備制度理事会(FRB)は米国の金融政策策定にあたる理事会です。連邦準備制度(FRS)の構成機関の一つであり、Federal Reserve Boardの略称です。FRBは7名の理事から構成されています。
米連邦公開市場委員会(FOMC)
FOMC(Federal Open Market Committee)は、米国の金融政策の一つである公開市場操作(国債買いオペなどを通じて金融機関の資金需給を調節すること)の方針を決定する委員会のことです。金利操作が事前予想の範囲を大きく超える場合などは、外国為替にも大きな影響があります。
FOMCは、米国の中央銀行ともいうべきFRBの理事7名と地区ごとの連邦準備銀行総裁5名で構成されており、米政府の金融政策を決定する最高意思決定機関であります。定期的に約6週間ごと年8回開催される他、必要に応じて随時開催されます。
今年1回目となる1月30-31日のFOMCでは市場予想通りに4会合連続で政策金利を5.25-5.50%に据え置くことが決定されました。パウエルFRB議長は「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」と市場の早期利下げ観測をけん制したが、市場では依然として3月会合での利下げと据え置き思惑が五分五分となっています。
FOMCメンバー
委員長はFRB議長、副委員長はニューヨーク連邦準備銀行総裁が務めます。委員長・副委員長以外の委員は、FRBの理事全員と連邦準備銀行(ニューヨークを除く11行)総裁の中から選ばれた4名で構成されます。4名の連銀総裁枠については1年ごとの持ち回りで選ぶ輪番制を採っており、11行の連銀を4つのグループに分け、各グループから1人ずつ選ぶ形を採っています。この他、委員ではない連邦準備銀行総裁7名も会議に参加できるが、議決権は持っていません。
FRB理事と連銀総裁
※2024年4月2日から、アルベルト・ムサレム氏がセントルイス連銀総裁に就任。
※タカ派・中立・ハト派の分けは、発言内容などを踏まえた見解に過ぎず、必ずしも正しいとは言えません。
2024年FOMC日程
●1月30 - 31日
●3月19 - 20日
●4月30 - 1日
●6月11 -12日
●7月30 - 31日
●9月17 - 18日
●11月6 - 7日
●12月17 - 18日