週明けの日経平均は大幅反落
週明けの日経平均は大幅反落。先週末の米国株が小幅高にとどまったことに加え、地政学リスクへの懸念が投資家心理の悪化につながりました。売り先行から急速にプラス圏に浮上する場面がありましたが、買い戻し一巡後は売りが優勢の局面に移行。韓国株が大幅に下落したことを背景に先物主導で下げ幅を拡大し、一時は67,000円を下回る展開となりました。
東証プライム市場の売買代金は概算で10兆0100億円。値上がり銘柄数571に対し、値下がり941銘柄と、値下がりが優位の展開でした。業種別では、銀行、その他製品、精密機器などが上昇した一方、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石などが下落しました。
個別では、1Qが営業減益となった安川電機(6506)がストップ安となったほか、ジンズHD(3046)も決算を受けてストップ安。太陽誘電(6976)が19.2%安と派手に下げ、村田製作所(6981)など電子部品株の多くが大きく売られました。一方、三菱UFJ(8306)が時価総額でトップに立つなど銀行株が堅調。任天堂(7974)やサンリオ(8136)などゲーム・コンテンツ関連に資金が向かいました。上方修正を発表した良品計画(7453)が急騰し、1Qが大幅な増収増益となった古野電気(6814)がストップ高となりました。
週足でみる良品計画の株価推移
図表は、良品計画(7453)の2025年2月旬からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、上昇基調が続いているという見方ができます。昨年8月に当時の上場来高値(3,786円)をつけた後の大幅調整によって上昇モメンタムは減速する格好となりましたが、52週移動平均線をサポートに底堅い展開が続いています。
今年4月には4,105円まで上昇し、上場来高値を更新。やれやれ売りなどをこなす格好で三角保ち合いを形成してきました。上場来高値を起点とした右下がりの抵抗線①と今年3月安値(3,193円)を起点とした右上がりの支持線との間が狭くなっている状況でした。
そんな状況の中、同社は10日、26.8期通期の連結営業利益予想を従来の890億円から980億円(前期比32.7%増)に上方修正を発表しました。
週明け13日の株式市場は決算見通しの上方修正を好感し、同社株は急騰。終値は4233円と先週末比で16.8%高となり、上場来高値を更新しました。
チャートパターンでは三角保ち合い上放れとなり、一段高への期待が強くなった局面です。
一方、13日は昨年8月高値を起点に今年4月高値を通る抵抗線②も上回る場面がありましたが、終値ベースでは抵抗線②まで押し戻されて終えています。
週間の終値ベースで抵抗線②を上回ることができれば、モメンタム相場に発展していく展開が想定できます。
RSI(9週)は13日時点で55%程度にとどまっていることで過熱感も薄く、当面は買われ過ぎの水準まで上昇する展開をイメージすることもできるでしょう。
逆に、週間の終値ベースで抵抗線②を上回ることができなければ、短期的には13週移動平均線や抵抗線①までの揺り戻しが入る展開が予想されます。



