せっかく投資を行うのであれば、少しでも利回りの高い投資先を選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。
7月決算銘柄の中には、高い優待利回りが期待できる銘柄もあります。今回は、優待利回りが約9%と高利回りの「はてな」と「アクシージア」について、株主優待の内容や使い方、株価、配当など詳しく解説します。
はてな(3930)
はてなは、主に「はてなブログ」や「はてなブックマーク」などの個人向け投稿サイトを運営する企業です。また、企業向けのメディア構築・運用や記事制作・編集、漫画サイトの構築・広告、「スプラトゥーン3」などのゲーム開発協力など法人向け事業も展開しています。
株価の低迷が続く
2026年6月時点の株価は約950円です。はてなブログ・ブックマークの安定成長や任天堂からのゲーム開発協力が注目され、2019年には約5500円の高値を記録しました。しかし、2020年には新型コロナウイルスの影響で、約1400円まで大幅下落しています。
その後もゆるやかな下落が続き、2024年には約700円まで下落しました。法人向け事業の成長や任天堂関連案件の継続が材料視され、2025年には約1300円まで上昇しました。
株主優待は10周年限定
はてなの株主優待は、2026年7月末の権利確定日限定で、300株以上の株式を保有する株主に対して、2万5000円相当のデジタルギフトが贈呈されます。なお、デジタルギフトは2026年10月頃に発送される株主総会招集通知書に同封される予定です。
今回贈呈される株主優待は、上場10周年を記念した限定内容であり、これまで通常の株主優待は一度も導入していません。

配当金は無配当
2026年度の配当金は、無配となる見込みです。はてなはこれまで一度も配当金を出していません。
はてなの利回り
1株950円で300株購入した場合、投資金額は30万円です。配当金はありませんが、2026年7月末限定で、株主優待として2万5000円相当のデジタルギフトが贈呈されるため、優待利回りは約8.8%になります。
アクシージア(4936)
アクシージアは、主にスキンケア・アイケアなどの化粧品ブランドを複数展開する企業です。また、エイジングケアに特化したサプリメントの販売やエステサロン専売ブランドの展開なども行っています。自社運営するECショップでの販売が主流で、特に中国市場で強さを発揮しています。
株価下落の理由は?
2026年6月時点の株価は約330円です。上場直後の2021年5月には約2000円の高値を付けましたが、その後はゆるやかな下落が続いています。株価下落の背景には、主力市場である中国市場の低迷や、中国EC市場の成長鈍化による業績悪化が影響していると考えられます。
株主優待はECクーポン券
アクシージアの株主優待は、毎年7月末の権利確定日に、200株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、株主限定オンラインサイトで利用できるECクーポン券です。
ECクーポン券は、毎年10月上旬頃に発送される、株主総会招集通知書に同封される予定となっています。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

株主優待の使い方
株主優待のECクーポン券は、株主限定オンラインサイトでのみ利用可能です。株主限定オンラインサイトでは、日焼け止めや美容液などの化粧品を中心にさまざまな商品が取り扱われています。有効期限は、ECクーポン券が手元に届く10月上旬頃から翌年10月末までの約1年間です。
購入したい商品をカートに入れた後、決済ページの「クーポンコード」にECクーポンに記載のコードを入力して利用します。クーポン金額を下回る商品を購入した場合、差額は失効するため注意が必要です。
配当金は据え置き
2026年度の配当金は、1月末の中間配当で5円、7月末の期末配当で5円の、年間1株当たり10円となる予想です。この金額は、2025年度と同じ金額を維持しています。
アクシージアの利回り
1株330円で200株購入した場合、投資金額は6万6000円です。配当金は年間2000円のため、配当利回りは約3.0%になります。また、初年度は株主優待として6000円相当の自社ECクーポン券が贈呈されるため、優待利回りは約9.1%、配当と優待を合わせた利回りは約12.1%です。
保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参考ください。

まとめ
はてなとアクシージアについて解説しましたが、いかがでしたか?
はてなの株主優待は、使い勝手の良いデジタルギフトが魅力であるものの、 2026年7月末限定で実施しているため、継続的な利回りには期待できません。
アクシージアは、配当と株主優待どちらも毎年実施しており、継続的な利回りが期待できます。ただし、株主優待を使って購入できる商品が化粧品中心である点と、業績悪化による株価下落が続いている点には注意が必要です。
どちらも7月に決算を迎える、非常に高い優待利回りが魅力の銘柄です。ただし、投資を行う上で重視すべきことは利回りだけではありません。あなたの投資スタイルに合わせて、ぜひ投資先として検討してみてはいかがでしょうか?



