短期・長期ポジション
FXのポジションを持つ場合に、短期的に持つ時と中長期的に持つ場合に分けて持つことがあります。
例えば短期的なポジションは、ドル円を150.00円でロングにするが
その時のチャートポイントのすぐ下149.50円にストップロスを置く。
また、経済指標でドルが一瞬売られたら買いを入れて、すぐに戻ったら売るか、更に下がったらすぐやめる。
もしくは、今日はロングで攻めるが、時間を区切ってマーケットが終わるまでポジションを保持するなど、数分から数時間、ストップロスが付かない場合でも数日程度のポジションを、だいたい短期的なポジションとしています。
一方で、中長期ポジションとは、例えば、日米のインフレ動向を比較した場合に、日本よりも来年は米国の方が利上げ圧力が高まると思われるのでドルロングにする。
ストップロスも数円もしくは数十円以上離しておいておく、などが中長期ポジションと言えると思います。
短期と長期ポジションをごっちゃにしない
このように、時と場合によっては短期と中長期にポジションを分けて持つことは、自分のポートフォリオ次第で有効に使えると思います。
しかしながら、危険なのは短期と長期ポジションをごっちゃにしてしまう人が多いことです。
例えば短期的にしか持つ予定がなかった150円のドル円のロングポジションを、ストップロスを置かず、気が付いたら145円まで下がっていたとします。
本来はそこまで長い目で持つ予定がなかったのにもかかわらず、ポジションをそのまま保持してしまい、それを切りたくないからと、短期ポジションを長期ポジションにしてしまいます。
このようなポジションをもってしまい、一度そのルールを破ると、今後もアゲインストのポジションを持つたびに長期ポジションにしてしまいます。
ロスカットが遅い典型的な、ダメ投資家になってしまいます。
ポジションを期間に分けて持つことは良いと思いますが、短期的なものを中長期に買えてしまうのは儲からないパターンですので、やってはいけないトレードと言えます。