FX・株など、投資をしていて儲からない人にはある程度共通するパターンがあります。
特に気になるのが、「儲かっているのに儲からない」パターンです。
儲かっているのに儲からない?とはどういうことでしょうか・・・。
利食いは早く、損切りが遅い
儲からない投資家の典型的な例が、利食いが早くて、損切りが遅い人です。
例えば145.00円でドルロングをした方が、145.20円で売り、20銭の利益を得たとします。
個人的には「利食いは常に正しい」というモットーでトレードしていますが
重要なのは、この方が利食いと損切りのパターンがどうなっているかです。
利食いが20銭で、損切りが10銭なのであれば問題はありません。
しかし、利食いは20銭なのに、上述の場合で144.80円まで下がっても損切りはしないで
4-50銭下落した144円半ばでようやく損切りをするパターンです。
FXは基本的に常に50/50(フィフティフィフティ)の半々の確率で上下します。
そこで損切りの値幅が、利食いの値幅より広い人は、まず負けてしまいます。
例外としては、145.00円でドルロングをしたが、どうも上値が重いから一度利食おう、と思った時や
ドル売りのニュースが出ていることで、一度ポジションを閉じよう、とする場合は
このような限りではありません。
いつまで経っても、利食わない?利食えない?
上述の利食いが早く、損切りが遅いパターンが儲からないことは、
多くの投資家は分かっていると思いますが
意外に多いのが、いつまで経っても利食わない、利食えないパターンです。
例えば、140円でドルロングを持っていた投資家で、150円まで上昇したのにもかかわらず
ドル円のロングをそのままキープしていました。
結局、ドル売り介入が入り130円台で損切りをしてしまった方もいます。
短期的に持つポジションと、長期的に持つポジションを分けて取引するのは良いと思います。
例えば株の投資家でウォーレン・バフェットのように長期投資をするのと同じで
長期的な経済見通しを持ち、長い目でFXを投資するのは「あり」だと思います。
しかし、長期的な視点で持っているのではなく、何となくポジションを持っていた場合は
利食わないで放置してしまうのは危険しかありません。
このような傾向がある人はFXをやっていても儲けることはできないので、やってはいけないでしょう。