ロシアによるウクライナ侵攻
イスラエルによるガザ攻撃
紅海をめぐる争い
この数年で世界情勢が混迷化してきています。
その国がリスクがあること、それをカントリーリスクと呼びます
カントリーリスクが高い国の通貨ほど、ボラタイルになったり
為替取引すらできない国もあります。
腐敗が進んでいる国は?
地政学的なカントリーリスクもありますが
今回はどの国が腐敗(corruption)が進んでいるかの結果についてみてみます。
この調査は180カ国に及ぶもので、最高(腐敗していない)のが「100」
最低(腐敗だらけ)が「0」であらわされます。
今回の調査で最も腐敗していなかったのが
「90」のデンマークでした。
その後フィンランド(87)、ニュージーランド(85)、ノルウェー(84)
シンガポール(83)、スウェーデンとスイス(82)と続きます。
どの国の通貨も取引できます。
他の国をいくつか挙げるとドイツ(78)、カナダ(76)、オーストラリア(75)
そして日本は「73」となっています。
その下にはフランスと英国(71)、米国(69)、韓国(63)などがあります。
高金利通貨として人気のある南アは「41」、トルコは「34」、メキシコ「31」
となっています。
国の腐敗が進んでいることが、イコールとしてその通貨の価値がないわけではないですが
政治スキャンダルなどが起きた場合には、為替市場も急激な値動きになり、リスクがあります。
特に、南ア、メキシコなどは今年重要な選挙も控えています。
為替取引を始めるときに、金利が高いからという理由でその通貨をロングにする
個人投資家も多くいますが、国が腐敗している通貨は、それだけリスクが高い
ということを念頭に置かないで取引をしてはいけないと思います。