「若者こそFX取引を・・・その1」でFXで国際情勢を知ることが出来ることを記載しました。
今回は、どのようなことを知ることが出来るかを記載します。
FXは国際情勢の宝庫
FXの取引を始めたばかりの初心者の人には、まずは自分の肌感覚で分かりやすい円の取引
それも、一番国内では流動性があるドル円の取引を推奨しています。
大儲けをしたいと思い、高金利通貨やボラタイルな通貨
例えばトルコリラ円などの取引は、まずは手控えてほしいところです。
特に資金に余裕がない若者が、いきなりFXで大きく損失を被ることは避けてほしいです。
ボラタイルではないとしても、ドル円だけ取引した場合でもわかることは豊富にあるでしょう。
ドル(米国)と円(日本)を比較しなくてはなりません。
どちらの国の金利が高いのか、どちらが今後は利上げ(もしくは利下げ)の可能性が高いのか
そのようなファンダメンタルズの比較が必要になります。
金利に目を向けると、米国と日本とでは、どちらがインフレが進んでいるのかを知る必要もあります。
調べていくと、米国の賃金が毎月これほど上昇しているのに、
日本の上昇はこれっぽちなのか(実際はインフレに追いつかず実質賃上げになっていない)
など、ということにも気が付くはずです。
また、日本の企業がようやく賃金上昇に手を付け始めたことにも目が向きます。
これから就職を控えている人は、「初任給が上がる!やった!」と思っていたかもしれません。
しかし、海外と比較し、これほどまで(数十年)日本だけが上がっていなかった現実を知るでしょう。
賃金上昇がなかったのは、経済が問題なのか?経済を回す政治がダメだったのか?など
どんどん連鎖して考えることもできます。
世界的に全く上がらなかった賃金を見て、今後は日本の企業ではなく外資系企業に目を向けるかもしれません。
新聞を読めばわかることかもしれませんが、FX取引をし、自分の持っているポジションが
利益を得る、もしくは損失をする、可能性が出てくることで
はじめて、肌感覚で世の中の流れが分かり、取引通貨の国の経済・政治に興味が出てくるでしょう。
どんどん連鎖的に考える習慣が出来る
ドル円しかポジションを持っていない場合でも、他通貨が大きく動くことで
基軸通貨のドルに影響を及ぼします。
ドル円は下落すると思っていた人が、豪ドル/ドルが大幅に売られる(豪ドル売り・ドル買い)の影響で
ドル円も底堅い動きを見せるとします。
では、なぜ豪ドルが売られたかを調べると
豪ドルは資源国通貨とされていることで、コモディティ価格が下落したのかもしれません。
もしくは、豪州と中国との通商関係が悪化したのかもしれません。
1つの通貨ペアを持つだけで連鎖的にものを考える習慣ができてきます。
FXをやることで、これまではテレビや新聞の世界で少しだけ垣間見るだけだった国際情勢が
非常に気になってくることでしょう。世界情勢を肌で感じることができます。
就活生にとっては、面接のときにも役立ちます。すでに働いている人たちもビジネスにも役立ちます。
FXをやることで、自身の見聞を広めます。
若い人には、本当に少額でもよいので、FXを行うことは価値があり、是非やってほしいです。