ポジションが小さいと利食えなくなるパターン
利食わない、利食えない、心理状況で一番良くないことが多々あります。
例えば、ドルロングを持っていて一度利食うと、更にドルが上昇した場合は悔しさが増すときです。
140円のドルロングを145円で利食う、しかし、相場はさらに150円まで上昇してしまう。
この悔しさを避けるために利食えないのです。
また、利食えない要因の一つは、ポジションが小さいからという場合が多くあります。
例えば、1万ドルのポジションを持っている人と、10万ドルのポジションを持っている人がいた場合を考えます。
2人ともドルロングとします。
1万ドルの人は、ポジションが小さすぎて一度利食うとポジションがなくなります。
長期的に持ったつもりではなかったものの、上がれば上がるほどもっと上がるという気持ちに傾きます。
10万ドルのポジションを持っている人は、同じ心理状態だとしても
取りあえず半分の5万ドルを利食えるという心の余裕があります。
仮に半分利食ったあとに、ドルが更に上がったら、残りの5万ドル分は更に利が乗ります。
逆にドルが下がったら、取りあえず5万ドル分は利益を確定したので安心感があるだけでなく
残った5万ドルの持ち値もよくなっています。
(例・140円のドルロングを145円で一度半分利食う。残り半分利食わずに140円に戻っても
その持ち値は135円になっています)
慎重にポジションを持つのは悪くないのですが、ポジションが小さいと利食うチャンスも失ってしまうわけです。
自分が持ったポジションが少なく、もっと利が乗ったらどうしようと思い
雁字搦めとなるような人は、改善しない限りは
トレードでは負け続けるので、やってはいけないと言えます。