週明けの日経平均は続落
週明けの日経平均は続落。取引時間中は不安定な動きが続きました。前場はプラス圏とマイナス圏を行き来する展開。一方、後場はマイナス圏が定着。14時辺りからは下押し圧力が強まり、安値圏で取引を終えました。TOPIXはプラスを確保して終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で7兆0600億円。値上がり銘柄数843に対し、値下がり662銘柄と、値上がりが優位の展開でした。業種別では、サービス、建設、その他製品などが上昇した一方、鉱業、情報・通信、保険などが下落しました。
個別では、住友鉱山(5713)やUACJ(5741)など非鉄株の一角が大幅上昇となりました。コマツ(6301)や日立建機(6305)など建機株に強い動きがみられたほか、大成建設(1801)や鹿島(1812)など建設株が全般堅調に推移しました。一方、ソフトバンクG(9984)やアドバンテスト(6857)が大幅安。米コーニング株の下落を嫌気して、フジクラ(5803)と古河電工(5801)が5%台の下落となりました。原油価格の上昇一服を受けてINPEX(1605)が売りに押されました。
週足でみるフジクラの株価推移
図表は、フジクラ(5803)の2025年3月後半からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、昨年4月安値(598.6円)を起点とする上昇トレンドが一服し、調整局面が続いているという見方となります。
上場来高値をつけた5月の週足は上ヒゲの長い陰線を形成し、前週の小陽線を包む動きとなり、いわゆる「陰線包み足」が天井シグナルになったパターンです。
その後は26週移動平均線や52週移動平均線をサポートに反発に転じる動きになりましたが、上場来高値や直前高値を超えられず、いずれの高値も上ヒゲ陰線でつけた高値となりました。
一方、安値を切り下げる動きも確認できます。上場来高値を起点にみると、高値と安値を切り下げるもみ合いパターンが確認できます。高値をつないだ上値抵抗線、安値をつないだ下値支持線を引くことができ、その両者の中心線を引くことによって、中心線を強気と弱気の分岐と捉えることもできそうです。
今後はこのもみ合いの上値抵抗線を上抜けるのか、逆に下値支持線を下抜けるのかの見極めが重要なポイントになります。
上値抵抗線を上抜けた場合、上場来高値までの上昇トレンドが再開する可能性が高まります。一方、下値支持線を下抜けた場合、本格的な下落トレンドに進展していく可能性が高まるといえます。
その判別にはしばらく時間の経過が必要なのかもしれませんが、重要なのは長期トレンドを判断する52週移動平均線が依然として上昇基調を維持していることです。
一般的には、高値からの調整局面では短期線や中期線が上昇基調から下落基調に変化する(あるいはデッドクロスする)ことが多いですが、長期線が上昇基調を保っている間に再び短期線や中期線が下落基調から上昇基調に変化(あるいはゴールデンクロスする)し、トレンドが再開するパターンが多いかもしれません。
フジクラの場合、高値からの調整局面において、短期の13週移動平均線は下落基調に変化しました。しかし、26週移動平均線はかろうじて上昇基調にあります。
一方、13週移動平均線は先週の時点で、下落基調から上昇に変化し、今週も24日時点では上昇が続いています。24日の株価は大幅安となりましたが、上昇に変化した13週移動平均線付近にとどまっています。
今週の株価はさらに一段安となる可能性もありますが、週間の終値で13週移動平均線上を保つことができれば、上値抵抗線に向けて持ち直してくるシナリオも考えられます。
その他、上値抵抗線と下値支持線の間の中心線が重要な意味を持つこともあります。株価は需給で決まります。上値抵抗線を上抜ける直前は中心線までしか押さない(買い方の力が相対的に強いため)、逆に下値支持線を下抜ける直前には中心線までしか戻れない(売い方の力が相対的に強いため)といった現象がみられるケースが多いです。
ですから、当面は押し(調整)が深くなることも想定されますが、中心線までで下げ止まり反転上昇できるかどうか。そんな状態になっていれば、上値抵抗線を上抜ける準備ができていると前もって判断することも可能でしょう。



