先週末の日経平均は大幅反落
先週末の日経平均は大幅反落。米国株が原油高や長期金利の上昇を受けて下落した流れから、寄り付きから900円を超える下げとなりました。一方、63,200円台に入ったところで売りが一巡し、安値は早い時間につけました。後場に入ると下げ幅を縮小。序盤の落ち込み度合いが大きく4ケタの下落となったものの、64,000円は上回り後場の高値圏で取引を終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で8兆7100億円。値上がり銘柄数509に対し、値下がり986銘柄と、値下がりが優位の展開でした。業種別では、保険、海運、輸送用機器などが上昇した一方、非鉄金属、電気機器、石油・石炭などが下落しました。
個別では、円高に一服感が出てきたことから、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)など自動車株が軒並み高。中東情勢の緊迫化で海上運賃が上昇するとの見方から、川崎汽船(9107)など海運株に資金が向かいました。米長期金利の上昇を追い風に、第一ライフG(8750)やMS&AD(8725)など保険株が全般堅調でした。一方、三井金属(5706)、住友金属鉱山(5713)など非鉄株に大きく下げる銘柄が目立ちました。ビジョナル(4194)やタイミー(215A)など人材関連の銘柄が決算を受けて急落。証券会社が目標株価を引き下げたレゾナック・ホールディングス(4004)が急落しました。
週足でみるホンダの株価推移
図表は、ホンダ(本田技研工業)の2023年11月後半からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的な見方では、上場来高値となった2024年3月高値(1,959.5円)からの下落相場に対して、反発力はそれなりに強く方向感が見出せる状況ではないようです。
移動平均線ベースの判断では、52週移動平均線を挟んで上げ下げを繰り返すもみ合い相場と判断できそうです。
一方、注目ポイントは、直近高値(1,762.5円)までの上昇によって、2月の年初来高値(1,722円)や昨年9月の戻り高値(1,730円)を上回った点にあります。
これによって、年初来安値(1,238円)が昨年4月安値(1,156円)を切り上げる波動を確認しました。
2024年3月高値(1,959.5円)を起点とした下落相場から上昇相場に転換した可能性が高まった局面といえます。
直近高値(1,762.5円)までの上昇を通じて、13週移動平均線が26週移動平均線や52週移動平均線を下から上回るゴールデンクロスとなり、強気シグナルも点灯しました。RSI(9週ベース)は80%前後の推移でモメンタムの減速感はみられません。
ゴールデンクロスを通じて上昇相場が延長されれば、上場来高値更新も視野に入ることになるでしょう。



