先週末の日経平均は3日続落
先週末の日経平均は3日続落。米国でハイテク株が大きく売られたことから、寄り付きは400円近い下落となりました。一方、序盤で下げ幅を800円超に広げる一方、68,100円台に入ったところでは売り圧力が減退。後場に入ると戻りを強め、終盤にはプラス圏に浮上する場面もあり、小幅な下落で取引を終了しました。TOPIXは上昇で終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で7兆8400億円。値上がり銘柄数1194に対し、値下がり331銘柄と、値上がりが優位の展開でした。業種別では、海運、その他製品、サービスなどが上昇した一方、銀行、非鉄金属、小売などが下落しました。
個別では、証券会社が投資判断を引き上げたJCRファーマ(4552)が急騰。上方修正や増配を発表したローツェ(6323)が買いを集めてストップ高となりました。マネーフォワード(3994)やSansan(4443)などSaaS関連の多くに強い動きがみられたほか、任天堂(7974)やコナミG(9766)などゲーム株の強さも目立ちました。一方、証券会社が投資判断を引き下げた旭化成(3407)が大幅下落となりました。村田製作所(6981)や古河電工(5801)などAI関連の一角が大幅安。米10年債利回りが低下したことから、三菱UFJ(8306)やみずほFG(8411)など銀行株が軟調となりました。
週足でみる村田製作所の株価推移
図表は、村田製作所(6981)の2025年10月後半からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的な見方では、今年2月上旬につけた安値(2,821.5円)時に形成した週足の「十字足」が分岐足となり、それまでのもみ合い相場を上抜ける展開となりました。26週移動平均線までの短期的なひと押しはありましたが、連続陽線を形成しながら大幅上昇のトレンドを形成したことが確認できます。
一方、今年6月高値(12,895円)まで続いた大きな上昇相場からの調整局面が一巡し、再上昇に向かえるかどうかといった局面にあります。
今年6月高値からの調整局面では、上昇基調にあった13週移動平均線をあっさりと下回り、26週移動平均線まで値幅調整が拡大しました。
その後、26週移動平均線の手前で底堅く推移しましたが、RSI(9週ベース)が50%水準を下回る弱気シグナルが伴ったことで、26週移動平均線を割り込む場面が増えたことが確認できます。
しかし、9月中旬に形成した陽線はらみ足が底打ち上昇を示唆するサインとなり、9月最終週の上昇では13週移動平均線を上回りました。
先週は陰線で戻りを否定するような動きでしたが、RSI(9週ベース)が50%水準を上回る強気シグナルが伴っており、短期的な動きに注目となります。
陰線を形成する動きは、13週移動平均線が下落基調にあったことも要因として考えられますが、まもなく上昇に転じる可能性が高い点は追い風となります。
また、陰線を形成しながらも8月上旬の戻り高値(8,540円)を上回ったことで、7月後半の安値(5,861円)を切り上げる波動になった点なども、強気の見方ができる重要なポイントになるでしょう。
短期的な上値の目標は、今年6月高値からの下落に対する半値戻しの9,370円や心理的節目の1万円になるでしょう。



