先週末の日経平均は続落
先週末の日経平均は続落。米国市場では主要3指数がまちまちとなるも、ハイテク株主体のナスダックの大幅安が嫌気され、寄り付きは200円を超える下落となりました。下げ幅を4ケタに拡大する展開となりましたが、61,400円台に入ったところで売りは一巡。200日移動平均線をサポートに、後場終盤にかけて下げ幅を縮小する展開となりました。
東証プライム市場の売買代金は概算で8兆9300億円。値上がり銘柄数553に対し、値下がり951銘柄と、値下がりが優位の展開でした。業種別では、不動産、小売、水産・農林などが上昇した一方、銀行、海運、非鉄金属などが下落しました。
個別では、米国の長期金利が大きく低下したことで、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)、住友林業(1911)など不動産・住宅株が大幅上昇。イオン(8267)や良品計画(7453)など小売株の動きの良さも目立ちました。一方、TDK(6762)や太陽誘電(6976)など電子部品株が大幅安。ディスコ(6146)は決算が買い材料とならず、3%を超える下落で年初来安値を更新。直近の動きが良かった日立(6501)が4%を超える下落となり、任天堂(7974)やコーエーテクモ(3635)などゲーム株の多くが売りに押されました。
週足でみる三井不動産の株価推移
図表は、三井不動産(8801)の2024年11月からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的な見方では、2024年12月安値(1,199.5円)からの上昇相場が一巡し、今年2月につけた上場来高値(2,158円)からの調整局面にあります。
一方、上場来高値からの初動の値幅調整が早くて大きかったこともあり、今年6月頃まで売り込まれたあとの下落モメンタムは減速傾向となりました。
株価は今年6月安値(1,430円)を切り下げる動きが続きましたが、RSI(9週ベース)の方はすでに上昇基調に入っていたことが確認できます。
今年6月安値を切り下げる動きであっても、2025年前半のもみ合い相場の概ね上限あたりの支持線がサポートになっています。
直近10月初旬につけた安値(1,400円)を起点とした反発局面では、先週の上昇で26週移動平均線を上回る動きにつながっています。
依然として、7月の戻り高値(1,633円)の抵抗線を上回るには至っていないですが、RSI(9週ベース)の方は50%を上回り直近高値をわずかに上回る動きとなりました。
このRSIの動きが株価の7月高値を上回る先行サインになる可能性は高く、短期的な動きに注目できそうです。
7月高値の抵抗線を上回ることができれば、上場来高値から直近10月初旬の安値までの下落幅に対する半値戻しの1,780円や、2/3戻しの1,900円あたりまでの戻りを想定できそうです。



