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第35回 ローソク足(2)

今回から「ローソク足」を使用した相場分析について紹介していきます。まずは1つのローソク足を基に判断する「単線分析」についてです。


ローソク足の基本的な見方(陽線)

(1)大陽線

陽線で比較的「実体」の長い足です。買い方が優勢のままで取引を終えた形となり、買いの勢いが続く(先高感が強い)ことを示唆しています。影(ヒゲ)が上下ともにないものを陽線坊主(陽の丸坊主)などと呼び、相場が非常に強いことを示しています。

(2)小陽線

陽線で比較的「実体」の短い足です。強弱感が弱く、相場は気迷いムード。方向感を示すことも少ないですが、小陽線が続いた場合は上昇力に陰りが生じているとして、その後の反落に注意する必要があります。

(3)上影陽線

「実体」よりも長い影(ヒゲ)が上方向に伸びた足です。上昇の勢いに陰りが見えることを示唆していますが、相場の下位で出現した場合は底打ちを示唆している場合もあるので、出現した場所にも注意が必要です。

(4)下影陽線

上影陽線とは逆で「実体」よりも長い影(ヒゲ)が下方向に伸びた足です。こちらも出現した位置が重要となり、下位で出た場合は相場の底入れの可能性を示唆。一方、上位で出現した場合は相場の天井の可能性が高く、響きはよくないですが「首吊り線」とも呼ばれています。


ローソク足の基本的な見方(陰線)

続いて陰線の紹介です。陽線の場合とは逆の意味を示唆するもの、同じ意味を示唆するものがありますので、しっかり区別していきましょう。


(1)大陰線

陰線で比較的「実体」の長い足です。売り方が優勢のままで取引を終え、売りの勢いが続く(先安感が強い)ことを示唆しています。影(ヒゲ)が上下ともにないものを陰線坊主(陰の丸坊主)などと呼び、相場が非常に弱いことを示しています。

(2)小陰線

陰線で比較的「実体」の短い足です。相場は気迷いムードで、形状からコマ(コマ足)などとも呼ばれますね。

(3)上影陰線

「実体」よりも長い影(ヒゲ)が上方向に伸びた陰線です。高値をつけた後に押し戻された格好となり、相場の上位で出現した場合は反落の可能性が、下位で出現した場合は相場の先安感に変化が生じる可能性があります。

(4)下影陰線

「実体」よりも長い影(ヒゲ)が下方向に伸びた陰線です。下影陽線と同じ考え方となり、下位で出た場合は相場の底入れの可能性を示唆。一方、上位で出現した場合は相場の天井の可能性が高くなります。


ローソク足の基本的な見方(寄引同事線)

最後に始値と終値が同値となり、「実体」部分のない寄引同事線を紹介します。基本的には買いと売りの勢いが拮抗したことから生じます。以下は代表的な寄引同事線です。


(1)トウバ

始値と終値、安値が同値で影(ヒゲ)が上方向に伸びた形状です。相場の上位で出現した場合は相場転換を暗示しているとされています。

(2)トンボ

始値と終値、高値が同値で影(ヒゲ)が下方向に伸びた形状です。相場の下位で出現した場合は相場転換を暗示しているとされています。

(3)十字線

始値と終値が同値で影(ヒゲ)が上下双方に伸びた形状です。相場の上位、下位のどちらで出現しても相場の転換を暗示しているとされています。

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為替情報部 アナリスト

岩間 大祐

大学卒業後の2004年に国内証券会社に入社。 外国為替証拠金取引業務に携わった後、金融情報サービス会社にて個人投資家向けの為替情報配信業務を担当。市況サービスのほか、テクニカル分析を軸にした情報を配信する。 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト。

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