FX 誰にでもわかるチャート教室

第7回「誰にでもわかるチャート教室」 フォーメーションあれこれ~その1

テクニカル分析は過去に起こった事象から今後の推移を予測する手法ですが、価格がある特定の形を辿って推移することがあり、テクニカル分析ではこれを「フォーメーション」と呼びます。


「フォーメーション」は大きく分けて2つ。リバーサル・フォーメーションとコンティニューション・フォーメーションです。


前者はその後にトレンドの反転を示唆、後者はトレンドの継続を示唆しますので、フォーメーションを知っていると「今後トレンドが反転(継続)する可能性があるな」と気づくことができるわけですね。


これが出るとトレンドが反転?リバーサル・フォーメーション

まずはリバーサル・フォーメーションについて紹介していきましょう。特に有名なのが「ヘッドアンドショルダーズ」と「ダブル・フォーメーション」。このうち実際の相場で出現頻度が高いのがダブル・フォーメーションです。


ダブル・フォーメーションのうち、2度底を試して下抜けられずに反発していくフォーメーションがダブルボトム、2度天井を試して上抜けられずに反落していくのがダブルトップとなります。



上図はポンド円のダブルボトムの出現局面です。


下落してきたポンド円は163.00円付近でいったん下げ止まり、A地点まで反発。その後は再び下値を探りにいったものの、再度163.00円付近で下げ止まりました。

その後にA地点から水平に引いた「ネックライン」を上抜けたことでダブルボトムが完成。本格的な上昇へと相場が転換していきます。


このようにアルファベットの「W」の文字を描いて反転して上昇していくフォーメーションがダブルボトム。ダブルトップは逆に「M」の文字を描くように反転して下落していきます。


三つの山と二つの谷 ヘッドアンドショルダーズ

ヘッドアンドショルダーズは三つの山と二つの谷で形成され、二つの山に挟まれた真ん中の山が一番高い山となります。

下の図のように人間の両肩と頭のように見えることからヘッドアンドショルダーズと名付けられ、日本では三尊とも呼ばれています。


ここではヘッドアンドショルダーズトップの一連の流れについて解説していきます。なお、ヘッドアンドショルダーズボトムは「トップ」の逆転パターンです。


① 上昇局面の中でA→Bへの調整→Cへと反発。ここまでは通常の上昇トレンド内推移です。

② 異変が起こるのはDへの調整場面。Bと同程度の水準まで、通常よりも深い調整が入り、ここで「ネックライン(上図の赤線)」が出来上がります。ここがトレンド転換の可能性を警戒する最初のポイントですが、まだ確定ではありません

③ Eへの反発局面。Aと同程度の反発にとどまり、C地点まで届かなかった時点で、ヘッドアンドショルダーズの可能性が高まってきます。

④ 「ネックライン」を下回り、Fへ下押し。この時点でヘッドアンドショルダーズが完成となります。

⑤ Gへの一時的な買い戻しが入ることがありますが、「ネックライン」を上抜けられず、Hへとさらに下落していきます。


なお、実際の相場では「ネックライン」が平行にならない、AとEの水準も高さがずれるなど、教科書通りにはいかないこともよくありますが、大まかな目処として見ることが必要となります。



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第1回「誰にでもわかるチャート教室」 相場が不安定だからこそ、チャート分析に頼りたい

為替情報部 アナリスト

岩間 大祐

大学卒業後の2004年に国内証券会社に入社。 外国為替証拠金取引業務に携わった後、金融情報サービス会社にて個人投資家向けの為替情報配信業務を担当。市況サービスのほか、テクニカル分析を軸にした情報を配信する。 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト。

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