高配当株ウォッチャー

【高配当】「エプコ」と「And Doホールディングス」の高配当銘柄について解説します！

#銘柄選び #日本株 #株主優待

2023年6月16日

「いまから」編集部

6月末は配当が受け取れる権利月の企業が多くなっています。今回は住宅設備や不動産関連で高配当が狙える「エプコ」と「And Doホールディングス」をピックアップしてみました。配当だけでなく株主優待も特徴的な内容もあるので、ぜひご参考いただければと思います。

エプコ（2311）

株式会社エプコは住宅会社や施工会社のサポート事業を行っており、給排水設備や電気設備などの設計を展開しています。また太陽光発電や蓄電池といった、循環型エネルギーの設計やマネジメントを行っている会社です。

配当金がもらえる権利確定日は6月と12月の年2回で、2023年5月現在の株価は約740円です。2020年頃から緩やかに下降し、2022年9月に620円台まで落ち込みましたが、その後少しずつ回復傾向にあります。5月中旬に1-3月期(1Q)の経常利益は前年同期比で46％の減益が発表されましたが、現在のところ大きな株価の変動はなく維持しています。ただ権利確定が過ぎた7月になると高配当な分、株価が急落する可能性がありますのでご注意ください。

エプコの株主優待

エプコの株主優待はとても特徴的で、「太陽光発電システム」か「蓄電池」のいずれかを無償で設置する権利が与えられ、金額にすると100万円相当になります。ただ株主全員ではなく、抽選が行われ、持株数に応じた応募となります。持株数が多くなればなるほど当選確率は上がりますが、100株を1口として最高で10口の応募が可能になっています。

前回では2000名の応募に対して3名の当選者でしたが、この優待の人気ぶりから今期は5名に当選者が増やされることとなりました。6月の当選確率は１％未満になるかもしれませんが、例年12月も行われているので保有し続ける度に応募してはいかがでしょうか？

エプコの配当

2022年の配当金は、1株あたり年間で32円でした（中間配当14円/期末配当18円）。2020年以前は1株あたり年間30円だったので昨年より増配が行われました。今期6月の中間配当も昨年同様の14円となっており、年間配当も32円と予想されています。

例えば1株740円で100株購入した場合、投資金額は7.4万円で配当金は年間3200円です。利回りは約4.3％と、3％を超えれば高利回りとされる株式市場でかなりの高利回り銘柄となっています。

And Doホールディングス（3457）

株式会社And Doホールディングスは不動産購入や不動産資産の管理を行っている会社で、以前は株式会社ハウスドゥの名称でしたが、2022年の年初に社名変更されました。CMや街の店舗では今でも「ハウスドゥ」の名称で運営されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか？

最近では個人や法人が所有する不動産を買い取りし、リース契約を行う「ハウスリースバック事業」にも力を入れています。

2023年5月現在の株価は約1150円です。2020年頃は1株約1300円台でしたが、少しずつ下降し今年の年初は700円台に入っていました。6月期第3四半期はリースバック事業と売買事業が好調のため、経常利益は前年同期比で35.4%増加することが発表されました。この発表と6月の権利月の影響で5月の株価が急上昇している状況です。