高配当株ウォッチャー

3％越え高配当銘柄！「住江織物」と「TAKARA＆COMPANY」を調査してみた！

#銘柄選び #日本株 #株主優待

2023年5月9日

「いまから」編集部

5月決算で配当利回りが3％を超える銘柄を調べていると「住江織物」と「TAKARA＆COMPANY」は、高配当に加え株主優待も充実していることが分かりました。今回は、この2つの銘柄についてご紹介します。

住江織物（3501）

住江織物は、大阪に本社を置く内装材会社で「スミノエ」の商標で知られています。主にカーペットや床材、カーテンなどを扱っており、国会の赤じゅうたんもこの会社が納入しています。

快適な空間と彩のある暮らしをコンセプトに様々な商品を開発・製造しており、住宅やオフィスだけでなく公共施設や車・新幹線の座席シートまで手がけています。アジア圏やアメリカに海外子会社を設立し連携を取ることで、安定した商品の生産や納入を目指している会社です。

2023年4月現在の株価は約2170円です。住江織物の5年間の株価を見たところ、2018年から2020年1月にかけて株価は2000円台後半から3000円台と高値をつけていました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で自動車生産の停止に伴い自社の自動車内装事業も打撃を受け、2020年3月以降株価は1000円台から2000円台で低迷します。2023年に入り、コロナによる行動制限の緩和や円安の影響から株価は回復傾向にあります。

住江織物の株主優待

株主優待は変更される可能性はありますが、2023年4月現在、権利確定日は5月の年1回です。100株以上保有する株主に対し、保有株式数に応じて自社商品やオリジナルカタログが贈呈されます。

自社商品は、「家庭用脱臭・消臭剤Tispa冷蔵庫用」が贈呈されます。2年間も持続して消臭効果があり、楽天市場ではコスパが良いと人気で評価は星4以上を獲得しています。オリジナルカタログには、自社製品のコインパースや消臭剤に加え、しゃぶしゃぶ肉、ふぐ鍋セット、牛たんシチューなどグルメ品も多数あり、選ぶのが楽しいラインナップになっています。

優待品やカタログの発送は8月頃を予定されています。希望品の申し込み期限は例年12月末頃で、期限を過ぎた場合、優待が受けることができませんのでご注意ください。

住江織物の配当

2022年度の住江織物の年間配当金は、1株あたり70円でした。2021年度は1株あたり35円だったので大幅増配された形となります。2023年度も1株あたり70円を維持する予想です。

例えば、100株購入した場合の投資金額は約21万7000円になります。もらえる配当金が7000円なので、配当利回りは約3.32％です。株主優待が700円相当なので、年間利益は7700円となり配当と優待の総合利回りは約3.55％と予想できます。

TAKARA&COMPANY （7921）

TAKARA＆COMPANY(宝印刷)は、日本企業の財務・業務内容などの経営内容や投資家に向けた財務状況の提示を支援する情報加工会社です。上場準備企業向けに申請書の提供や内部管理体制の構築支援などを行っています。

現在日本の上場企業約3700社のうち2000社弱が、自社の取り組みで上場を果たしています。また上場企業に対しては、経営に関する書類の作成や株主総会の運営サポートなど、様々な方向から会社を支援しています。

2023年4月現在の株価は約2300円です。TAKARA&COMPANYの5年間の株価をみると、2020年9月に株価が2902円と高値をつけています。それ以降株価は下がり、2021年2月から2022年5月頃まで株価は1000円台後半で低迷していました。しかし、事業におけるコスト削減や円安が影響し、2022年7月以降株価は上昇傾向にあります。

TAKARA&COMPANYの株主優待

株主優待は変更される可能性はありますが、2023年4月現在、権利確定日は5月の年1回です。100株以上保有する株主に対し、継続保有年数3年を基準に選べる商品ギフトが贈呈されます。

商品カタログの内容は毎年変更されますが、2022年度には花王の洗剤といった日用品から諸国ラーメンセットなどのグルメ品・お菓子詰合せとバラエティに富んだ内容となっていました。また、希望者は商品カタログの代わりに社会貢献団体への寄付をすることができます。寄付の場合、領収書は出ませんのであらかじめご注意ください。