株式優待を投資の楽しみの1つと考えている人は多いのではないでしょうか?せっかくなら、優待利回りが高いと嬉しいですよね。
今回は、優待利回りが5%を超える高利回り銘柄として「NATTY SWANKY」と「ストレージ王」についてまとめます。
NATTY SWANKYホールディングス(7674)
NATTY SWANKYホールディングス(以下、NATTY SWANKY)は、餃子にこだわる飲食店「肉餃子のダンダダン」を経営する企業です。全国各地に約130店舗を展開しており、こだわりの「冷凍生餃子」は、3年連続でモンドセレクションの金賞を受賞しています。
NATTY SWANKYの株価と配当
2024年11月時点の株価は約3300円です。2019年に上場したばかりの比較的若い銘柄で、上場から約1年ほどは、コロナウイルスの影響もあり株価が大きく変動していましたが、2021年以降は約3300円前後をほぼ横ばいで推移しています。
2025年度の配当金は、中間配当は0円、期末配当は現時点で未定となっています。2021年度から2023年度は3期連続で1株当たり5円、2024年度は10円が配当されました。
NATTY SWANKYの株主優待
NATTY SWANKYの株主優待は、毎年1月末と7月末の権利確定日に、100株以上保有する株主に対して、「肉餃子のダンダダン」で利用できるお食事券1000円分の電子チケットが10枚贈呈されます。
お食事券は『肉餃子のダンダダン』各店舗で利用できますが、近くに店舗がない場合、NATTY SWANKYが販売する冷凍餃子と引き換え、自宅配送を受けることが可能です。
有効期限は、1月末の権利確定日にもらえるお食事券が翌年4月末まで、7月末の権利確定日にもらえるお食事券が翌年10月末までと、どちらも手元に届いてから約1年間です。
2024年度までは紙のお食事券が贈呈されていましたが、2025年度からは電子チケットに変更されます。ただし、利用条件についての変更はありません。
NATTY SWANKYの利回り
1株円で100株購入した場合、投資金額は33万円になります。配当金はありませんが、株主優待として1年間で約2万円相当分のお食事券が贈呈されるので、優待利回りは約6.1%です。
ストレージ王(2997)
ストレージ王は、セルフストレージ式のトランクルームの開発・運営をする企業です。開発事業として、選定した用地に建築して不動産として投資家に売却し、運営事業として、投資家に代わりトランクルームの管理を行っています。
ストレージ王の株価と配当
2024年11月時点の株価は約900円です。2022年に上場したばかりの銘柄で、当初は約500円前後をほぼ横ばいで推移していましたが、2024年6月に約1000円まで急上昇し、その後は約900円前後が続いています。
株価が急上昇した理由は、2024年7月末の権利確定日に、2025年1月末から株主優待制度が導入されることを記念した記念優待が行われたことだと考えられます。
2024年度の配当金は0円の予想です。上場してから一度も配当金は出されていません。
ストレージ王の株主優待
ストレージ王の株主優待は、2025年1月末の権利確定日から新しく導入され、毎年1月末の権利確定日に、100株以上保有する株主に対して、株式の保有数と保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、クオカードとストレージ王のトランクルーム利用割引券です。
株主優待は、4月上旬頃に発送されます。株式の保有数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。
ストレージ王の利回り
1株900円で100株購入した場合、投資金額は9万円になります。配当金はありませんが、初年度は株主優待として1年間で約5000円相当のクオカードと割引券が贈呈されるので、優待利回りは約5.6%です。
株式の保有数と継続年数に応じた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。最も利回りが高くなるのは、100株を1年以上継続して保有した時です。
まとめ
NATTY SWANKYとストレージ王についてまとめました。
どちらも配当金にはあまり期待できませんが、株主優待だけで利回りが5%を超える高利回りな銘柄です。
また、NATTY SWANKYはお食事券を商品配送に変更でき、ストレージ王はクオカードが贈呈されることから、どちらも使い勝手の良い優待内容である点もおすすめできます。
ただし、ストレージ王の優待利回りは、トランクルームの割引券も合わせた利回りとなっていますので、トランクルームを利用されない方はご注意ください。