今回は株主優待として人気の【プレミアム優待倶楽部】を取り入れている「ビーウィズ」と「ライク」を紹介していこうと思います。両銘柄ともに優待条件が100株ではないので注意が必要ですが、利回りは魅力的な内容になっていますので、参考にしていただければと思います。
ビーウィズの株主優待
ビーウィズ株式会社は、コールセンターと事務作業を中心としたアウトソーシングサービスを提供する企業です。幅広い業界にわたる数百社との取引実績があり、約8500名の従業員の中で約1000名が在宅で働くオペレーターとなっています。
従業員の働きやすさに注力し、「えるぼし認定」最高ランクや「ホワイト企業認定」を含む数々の賞を受賞しています。活発なコミュニケーションと個性を重んじる文化を持っており、若手社員にも大きな案件を任せ、社員の成長をサポートする環境が特徴です。
また、自社開発のコンタクトセンターシステム「Omnia LINK」やAIコミュニケーション技術を活用し、顧客企業のビジネスモデル変革やデジタルオペレーションを支援する高度なサービスを提供するなど、業界内でユニークな位置づけを確立している会社です。
株主優待の内容は変更される可能性がありますが、2024年3月現在、権利確定月は5月の年1回行われます。200株以上保有している株主に対して、プレミアム優待倶楽部で使用できるポイントが保有数に応じて贈呈される内容となっています。
例えば200株保有すると、8000円ポイントが付与されるので、お米やこだわりグルメ、スイーツや銘酒などの5000点以上の商品から選択できることになります。保有数によって付与される額面は変わってきますので、詳しくは以下のイラストをご参考ください。
ビーウィズ(9216)
2024年3月現在の株価は約2100円になっています。前期の同時期は1700円前後で推移していましたので、上昇した形となっています。
今期の売上高目標は390億円と前期の実績より約38億円上回る計画がなされています。第2四半期累計(6月-11月)の経常利益は前年同期と比べて76%増の13.9億円に増益しています。
配当は5月の年1回実施され、前期の年間配当は49円に対して、今期の年間配当も50円と増配になる予定となっています。
例えば、100株購入すると投資金額は約21万円が必要になります。配当金は年間5000円の見込みになり、配当利回りは約2.4%となります。200株保有で贈呈されるポイント(8000円相当)を含めた場合の総利回りでは約4.3%となります。
ライクの株主優待
ライク株式会社は大阪に本社を置く、子育て支援、人材派遣、介護サービスなど幅広い分野で事業を展開する大手人材サービスの持株会社です。特にモバイル業界への人材派遣を中心に、認可保育園や学童クラブ、介護施設の運営などを行っています。
「あなたにしかできないことはきっとある」という理念のもと、生涯を通じたサポートを目指し、独自の高品質サービスを提供し、グループ内での人材交流やノウハウの共有することで、シナジー効果を生み出し、全国に営業拠点を展開しています。社員の育成にも力を入れており、若手の積極的なキャリアアップも可能で、社員一人ひとりが小さな期待に応え、成長していくことを大切にしている企業です。
株主優待の内容は変更される可能性がありますが、2024年3月現在、権利確定月は5月の年1回となっています。
300株以上を保有している株主に対し、プレミアム優待倶楽部で使用できるポイントが上記の「ビーウィズ」と同様で、保有数に応じて贈呈される内容となっています。
例えば300株保有すると、5000円ポイントが付与されるので、数千点の商品から選択できることになります。こちらも保有数によって付与される額面は変わってきますので、詳しくは以下のイラストをご参考ください。
ライク(2462)
ライクの2024年3月現在の株価は約1600円になっています。前期の同時期は1900円前後で推移していましたので、落ち込んだ形となっています。
今期の売上高は前期から約33億円高い633億円の計画がされています。第2四半期累計(6月-11月)の経常利益は前年同期と比べて10.5%減の11.1億円に減収しています。
配当金がもらえる権利確定月は5月と11月の年2回です。前期の年間配当は58円の実績でした。そして今期の年間配当も同額の58円の見込みとなります。
例えば、100株購入すると投資金額は約16万円が必要となり、配当金は年間5800円となる見込みで、利回りは約3.6%になります。
また300株保有した場合の付与ポイント5000円相当の株主優待を含めた総利回りでは約4.7%となります。
プレミアム優待倶楽部の株主優待は「ビーウィズ」と「ライク」ではどちらがお得か?
両銘柄ともに株主優待で【プレミアム優待倶楽部】を導入していますが、どちらが投資先としてお得なのか、そして魅力的なのか比較してみました。
まず最低投資額と優待利回りだけで比較すると「ビーウィズ」は41万円で約2%となっており、「ライク」は48万円で約1%となっています。1ポイントあたりの投資金額の点で見ると、「ビーウィズ」は51.2円、「ライク」は96.0円になっているので、「ビーウィズ」の方がお得感が優位になっています。
また配当を含めた総利回りの点では、「ビーウィズ」は4.3%、「ライク」は4.7%となっており「ライク」の方が優位になっています。
投資先としてどちらも平均を上回る魅力的な内容ですので、優待重視か配当重視かで比較してみてはどうでしょうか?
まとめ
今回は株主優待で人気のあるプレミアム優待倶楽部を導入している「ビーウィズ」と「ライク」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
「ライク」は配当維持ですが、「ビーウィズ」は増配予定など、株主優待以外の面でも利回りが高く魅力的な銘柄になっています。ただし株主優待を受けるにはそれぞれ100株保有ではなく、条件が異なりますので注意していただければと思います。