株式投資を始めてみたいと思っても高額投資をする勇気がない・できないという方もいるのではないでしょうか。今回は投資額が10万円以下で始められ、株主優待も充実している銘柄を2つご紹介していきます。
梅の花の株主優待
梅の花は、湯葉や豆腐を扱ったレストランを全国展開している会社です。懐石料理が有名でお祝いや法事などの行事ごとにも最適なお店になります。梅の花は、レストラン運営だけでなく、持ち帰り専門店舗やデパ地下でお惣菜とお弁当の販売にも力を入れています。
一方本社のある九州地方では、工場直売所やゴルフ場・スパなど形態の違う店舗の運営もしており、レストラン同様高い評価を受けています。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は4月と10月の年2回です。100株以上保有する株主に対し、自社グループ店舗で使える優待割引証(カード)が贈呈されます。
株主優待利用時の注意点
優待割引証は、有効期限内でしたら何回でも利用することができます。しかし、一部の飲食店舗や持ち帰り専門店舗では割引対象外となっています。あらかじめ利用可能店舗をご確認ください。1組様のお会計で各種割引き・各種サービス券・クーポン券やポイント使用との併用は出来ません。
優待割引券を紛失した場合、再発行は出来ませんのでご注意ください。
梅の花(7604)
2023年3月現在の株価は約980円です。2020年1月ごろ株価は2500円前後と高値でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により、同年3月には1300円台に下落しています。同年12月には800円台まで株価を下げますが、2021年9月には1200円台まで回復しました。
2021年11月から現在まで、株価は980円~1000円を維持しています。2019年度以降2022年度現在まで配当金は1株0円です。
株主優待は100株購入から得られます。梅の花の場合は、100株購入で9万8000円になります。配当金はないものの、会食が増えている今、株主優待でお得に懐石料理やスパが楽しめるのは嬉しいですね。投資資金10万円以下で始めることができるため、初心者向けの銘柄としておすすめです。
IKホールディングスの株主優待
IKホールディングスは、独自戦略によって商品の企画・開発・製造・プロモーション・データ分析を一貫して行っている会社です。IKホールディングスの特徴は幅広い販売ルートで、百貨店から生協まで自社取り扱い商品が多くの消費者の手にわたるようにしています。
この販売ルートを活かして、最近は韓国コスメの直販にも力をいれていて、マーケティングだけでなく、独自ブランド商品の企画開発も積極的に行っています。「たまご化粧水」や「LB」などの化粧品、健康食品「マザーズマーケット」はIKホールディングスの代表的なブランドです。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は5月の年1回です。100株以上保有する株主に対し、株式保有数と継続保有年数に応じて自社Webサイトで利用できる買い物券や自社オリジナルグルメセットが贈呈されます。
株主優待利用時の注意点
IKホールディングスの株主優待は、株式保有期間が1年未満の場合、優待を受けることができません。また継続保有期間1年以上の株主とは、半期ごとに制作される株式名簿に同一株式番号が3回連続(5月期に2回、11月期に1回)で明記された株主を指します。
オリジナルグルメセットの内容は変更されることがあります。優待買い物券はおつりはでませんので、利用の際はご注意ください。
IKホールディングス(2722)
2023年3月現在の株価は約380円です。2020年8月ごろ株価は1200円程度と高値が付いていましたが、株価は浮き沈みを繰り返しながら下落傾向にあります。2023年現在は、380円~400円台を保っています。
2019年度以降2022年度現在までの年間配当金は1株12円でしたが、2023年度の配当金は1株0円となる予想です。
株主優待は100株購入から得られます。IKホールディングスの場合は、100株購入で投資額は約4万円になります。配当金はないものの投資額5万円以下で2000円の買い物券が貰えるため、初心者の方でも手を出しやすい銘柄と言えるでしょう。
まとめ
今回は、「梅の花」と「IKホールディングス」の2つの銘柄をご紹介していきました。「梅の花」は、10万円以下の投資額で有効期限内なら何度でも使える割引優待券がもらえ、食事以外のサービスもお得に利用できるのでおすすめです。
「IKホールディングス」は、投資額5万円以下で2000円分の買い物券が貰えます。韓国コスメなどに興味のある方は2000円でも十分に買い物を楽しめますよ。株に興味があるけど投資額が気になるという方は、ぜひ検討してみてください。