朝食やデザートとしてお馴染みのフルーツ。安価なリンゴやバナナは買いやすいですが、メロンやブドウなどのいわゆる”高級フルーツ”は中々普段買うことはありませんよね。今回は、そんな高級フルーツが株主優待でもらえる銘柄を2つご紹介します。
ベルグアースの株主優待
ベルグアースは、野菜苗の研究・生産・販売を行っている会社です。自社で建設している閉鎖型苗生産施設では、減農薬・高品質苗の「e苗」シリーズや生分解性ポットを使用した「アースストレート苗」など時代とニーズにあわせた商品を開発しています。
自社研究にも力をいれており、野菜栽培の論文を数多く発表する他「育苗用培土およびこれを用いた野菜類の挿し木方法」などの特許も取得しています。また、ベルグアースは地域貢献のために私立幼稚園などに花苗を贈呈したり、道路の花壇に花を定植するなどの活動もしています。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は4月の年1回です。100株以上保有する株主に対し、メロンやクオカードなど全8点から希望する商品1点が贈呈されます。
メロンなど様々な種類の優待品
ベルグアースの優待品は、高級フルーツのメロンから栽培キット・クオカードまで様々です。値段的にはメロンが一番高価な優待品になります。お子様がいる方は、栽培セットもおすすめです。種まきや水やりなどの体験をお子様と楽しみ、出来た野菜を一緒に食べることで食育に繋がるのではないでしょうか?
株主優待利用時の注意点
株主優待は申し込みハガキのみの送付になります。また、ハガキの発送は5月下旬にも関わらず、申し込み期限が6月中旬ととても短いです。期限を過ぎた場合はクオカード1000円分が希望に関わらず贈呈されますので、期限を確認の上お早めに申し込みください。
ベルグアース(1383)
2023年3月現在の株価は、約3100円です。2018年から株価は2000円台前半でしたが、2022年から株価を上げ続けています。2023年2月には3200円台と高値となりました。配当金は2019年から維持し続けています。1株あたり10円で、2023年も10円となる予想です。
例えば、100株購入した場合の投資金額は約31万円で、もらえる株主優待品の金額は異なりますが、一番高価なメロン(5000円相当)で想定した場合の予想優待利回りは約1.61%です。年間の配当金は1000円なので、配当利回りは約0.32%になります。優待と配当による総合利回りは、約1.94%と予想できます。
大黒天物産の株主優待
大黒天物産は、食品ディスカウントストアや100円ショップを経営している会社です。岡山県に本社を置き、九州から中部地方まで店舗を拡大させています。「安さ」を追及する自社の取り組みはメディアにも取り上げられ、激安スーパー「ラ・ムー」はテレビ番組で特集を組まれるほど人気となりました。
大黒天物産が経営するスーパーのもう1つの特徴は営業時間です。地域によって異なりますが、24時間営業や早朝6時開店など様々な顧客にあった営業スタイルで「安さ」だけでなく「便利さ」の追及にも力をいれています。2023年に入りすでに4店舗を新規オープンさせている勢いのある会社です。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は5月の年1回です。100株以上保有する株主に対し、保有株式数に応じて岡山県名産の大粒ピオーネが贈呈されます。
株主優待利用時の注意点
5月権利ですが、優待品の発送は9月上旬~10月中旬になります。また、ぶどうは天候に大きく左右されますので、収穫量が少ない場合「別の優待品」になる可能性があります。
大黒天物産(2791)
2023年3月現在の株価は約5000円です。2021年4月に株価が8000円台と高値になりましたが、関西物流RMセンターの立ち上げ費用や物価高騰などの影響で株価は下落しています。2022年6月ごろに株価が3000円台に落ち込みましたが、現在は徐々に回復傾向にあります。
2022年度の配当金は1株あたり29円で、2023年度も29円を維持する予想です。
例えば、100株購入した場合の投資金額は約50万円で、もらえる株主優待品の金額が2000円相当なので、優待利回りは約0.4%です。年間の配当金は2900円なので、配当利回りは約0.58%になります。優待と配当による総合利回りは、約0.98%です。
まとめ
今回は、「ベルグアース」と「大黒天物産」の2つの銘柄をみていきました。どちらの株主優待も何千円もする高級フルーツがもらえるので、ちょっとした贅沢や来客時などにおすすめです。
大黒天物産でもらえる大粒ピオーネは、スーパーで売られているものよりも粒が大きく甘味もありおいしいという口コミもありました。投資金額が高いと感じるかもしれませんが、予算に余裕のある方はぜひ検討してみてください。