小さな子どもがいるけど外食したいときに、取り分けしやすく子どもでも食べやすいうどんを選ぶことは多いのではないでしょうか。大手うどん専門店の「はなまるうどん」と「丸亀製麺」はそんな子育て世帯におすすめの株主優待です。
はなまるうどんの株主優待
讃岐うどんのはなまるうどんは、かけうどん1杯270円から注文可能で、うどん以外にも丼ぶりや天ぷらなどの種類も豊富です。実は大手牛丼チェーン「吉野家」のグループ会社で、はなまるうどんの株主優待を利用したい場合は、吉野家の株式を購入する必要があります。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年12月現在、権利確定日は2月と8月の年2回あり、それぞれ500円単位で利用できる優待券が保有している株式の数によってもらえます。
優待券利用時の注意点
株主優待には、届いてから約1年間の有効期限があります。200株以上保有していれば「商品詰め合わせセット」への交換も可能なので、引き換え期限内に早めに交換してしまうのも1つの手段です。
全国の吉野家とはなまるうどんの店舗で利用できますが、一部利用できない店舗もあるので事前に確認してから購入することをおすすめします。また、500円以下のお会計を株主優待で支払うことも可能ですが、お釣りはでないので注意してください。
吉野家ホールディングス(9861)
2022年12月現在の株価は約2300円です。多少株価に波はありますが、毎年右肩上がりを続けています。業績の振るわなかった2021年度の配当金実績は0円でしたが、2022年度は1株当たり10円で、2023年度も同額となる予想です。
例えば、100株購入すると投資金額は約23万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に4000円分です。配当金は1000円なので、1年間で5000円分の利益が出ることになります。配当と優待で得られる利回りは約2.17%です。
「商品詰め合わせセット」への交換が可能な200株が最も利回りが良く、投資資金は46万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に10000円分です。配当金は2000円なので、1年間で12000円分の利益が出ることになります。配当と優待で得られる利回りは約2.61%です。
丸亀製麺の株主優待
丸亀製麺の売りは、粉から作った打ち立てのうどんを、目の前で茹でて作り立てを提供してくれることです。飲食業を幅広く運営する「トリドール」のグループ会社で、丸亀製麺の株主優待は肉のヤマキやKona’s Coffeeなどトリドールグループの各社で利用できます。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年12月現在、権利確定日は3月と9月の年2回あり、それぞれ100円単位で利用できる優待券が保有している株式の数によってもらえます。
株主優待利用時の注意点
株主優待には、届いてから約1年間の有効期限があります。株主優待はトリドールのグループ会社各社で利用できますが、券売機で食券を発券する店舗では利用できません。また、デリバリーやモバイルオーダーを利用しての支払いにも対応していないので注意が必要です。
長期継続保有特典
1年以上継続して200株以上保有する株主に対しては、株式の保有数に応じて、年2回の株主優待贈呈と合わせて継続保有特典が追加で贈呈されます。1年以上の継続とは、株主名簿に3回連続200株以上保有者として記載されることです。一度でも記載されなかったり、100株保有者として記載されたりすると、継続特典はもらえません。
トリドールホールディングス(3397)
2022年12月現在の株価は約2700円です。2019年には1株約1000円程度でしたが、株価の上昇が続いており、2022年の1年間には約2000円から約3000円まで大きく変動しました。2022年度の配当実績は1株当たり7.5円で、2023年度も同額となる予想です。
例えば、100株購入すると投資金額は約27万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に6000円分です。配当金は750円なので、1年間で6750円分の利益が出ることになります。配当と優待で得られる利回りは約2.5%です。
長期継続特典がもらえる条件である200株を購入するには、投資資金は54万円ほどで、もらえる株主優待券は最初の1年間は8000円分、1年後からは14000円分です。配当金は1500円なので、1年間で9500円もしくは15500分の利益が出ることになります。配当と優待で得られる利回りは最初の1年間が約1.76%、1年後からは約2.87%です。
まとめ
はなまるうどん、丸亀製麺ともに100株以上保有すると株主優待がもらえます。はなまるうどんは利回りと商品詰め合わせセットへの交換が可能な点、丸亀製麺は1年以上継続して保有すると長期保有特典がもらえる点から、それぞれ投資資金に余裕があれば200株購入した方がお得です。