日本企業の株主優待の内容は多岐に渡り、果物やフルーツがもらえる会社もあります。
株主優待を目的に企業の株を購入することは推奨できませんが優待をきっかけに、会社の存在を知り業績や財務を分析し投資をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、株主優待で果物・フルーツが贈呈される企業3社を紹介していきます。
株主優待で果物・フルーツが贈呈される企業
ベルグアース株式会社
アイコム株式会社
タカノ株式会社
愛媛県にあるベルグアース株式会社(東京証券取引所・スタンダード市場)は野菜苗の生産販売・農作物の仕入販売・農業資材の仕入販売が主な事業です。
企画・研究開発を中心とした提案型企業として、アグリビジネス(農業に関する経済活動)を展開しています。
新商品を積極的に開発しながら、育苗分野のシステム化を推進し生産管理・在庫管理・農薬履歴などのシステムネットワークを開発しました。
株価の推移は以下の通りです。
2023年についてはホームページに掲載されていませんが、2022年度の株主優待は以下の通りです。
出典:ベルグアース株式会社ホームページより
2023年10月期の有価証券報告書によると、売上高は前期に比べ上昇し経常利益はマイナス444,041千円からプラス106,604千円に転じました。
ただし営業活動によるキャッシュフロー(本来の事業のお金の流れ)は減少しています。
同社のエンドユーザーは農家や農業法人などですが、農業の経営体が減少しており人手不足という背景があります。しかし、高齢化や人手不足を解消するためのスマート農業プロジェクトやデジタル改革の推進などに取り組んでいます。
アイコム株式会社(東京証券取引所・プライム市場)は、無線通信機器・ネットワーク機器等の製造・販売企業です。アマチュア無線機やトランシーバー・海上通信機器などを主に法人に販売しており、国内だけではなく海外にも拠点があります。
株主優待の内容を見ていきましょう。
2024年3月期第3四半期決算短信(連結)によると、堅調に売上高・営業利益を伸ばしており経常利益は対前年同四半期でプラス51.1%です。
タカノ株式会社(東京証券取引所・スタンダード市場)は、事務用椅子・オフィス家具、ばね、エクステリア製品・エレクトロニクス関連製品・健康福祉機器の製造・販売を行っています。
1941年創業の老舗企業で、1953年に長野県で各種ばねの製造・販売を目的として前身となる株式会社タカノ製作所が設立されました。
1962年にばねで培った技術をもとに、折り畳みばね椅子を開発し椅子の製造にも携わり、エクステリア製品・エレクトロニクス関連製品など事業を拡大していきます。
上海・香港・中国などアジアにも進出しています。
2023年後半から、株価は上昇傾向にあります。
2023年の株主優待品は以下の通りです。
出典:株式会社タカノホームページより
2024年3月期第3四半期報告書によると、前年同期に比べ売上高が増加、経常利益も195,878千円から313,161千円に伸びています。
今後の動向を見守っていきましょう。
※上記は「関連銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
果物・フルーツの株主優待がある企業3社を紹介してきました。
株式投資は、チャート分析やファンダメンタルズ分析をよく行った上での取引をおすすめします。