今回は大人やお子さんの習い事に使える「Aoba-BBT」と「進学会ホールディングス」について紹介していきます。
英会話や学習塾、スポーツジムなどに使える内容ですので、参考にしていただければと思います。
Aoba-BBTの株主優待
株式会社Aoba-BBTは、1998年4月に大前研一氏によって設立された教育サービスを行う企業です。幼児から経営層までの生涯教育に関わる事業を行い、ビジネススクール運営などを手掛けています。社会で求められる一般的なビジネススキルから最新のビジネスモデルに至るまで、幅広いテーマのeラーニングコンテンツを保有しており、経営幹部や管理職などに向けた研修に取り組んでいます。
特にAoba-BBTの強みは、「世界で活躍するリーダーの育成」の目的から、圧倒的な質と量のコンテンツ、高い教育効果をもたらす独自開発の教育システム「AirCampus」を開発していることです。他には不動産関連の教育事業など幅広く展開している会社です。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2024年1月現在、権利確定月は3月と9月の年2回行われます。100株以上保有している株主に対して、ビジネススキル向上のための受講料割引や、オンライン英会話の無料レッスンなどが贈呈されます。
例えば100株を保有している場合、プログラム受講料割引は10%割引になり、またオンライン英会話は2回分(3800円相当が年2回)が無料になります。更にバイリンガル育成スクール(Go School)の入学金9900円も免除となります
保有区分によって内容が変わってきますので、詳しくは以下のイラストをご覧ください。
「Aoba-BBT」の株主優待はいつ届く?
確定月が3月末の場合は6月下旬頃に届き、9月末の場合は12月頃に届く予定になっています。
Aoba-BBT(2464)
2024年1月現在の株価は約400円になっています。前期の同時期は370円台で推移し、3月末の530円台をピークに下げてきている状況です。
今期の売上高目標は81億円と前期の実績より約8億円を上回る計画がなされています。直近の第2四半期累計(4-9月)の発表では、前期よりも82.5%高い2.1億円の経常利益となっていました。また下期も前期よりも高い4.4億円の経常利益が見込まれています。
配当は3月の年1回実施され、前期の年間配当は16円となっていました。そして今期の年間配当は11円が見込まれており、現時点では減配の予定になっています。
例えば、100株購入すると投資金額は約4万円が必要になります。配当金は年間1100円の見込みになり、配当利回りは約2.8%となります。100株保有で贈呈されるオンライン英会話無料レッスン(7600円分)と「Go School」の入学金免除( 9900円/1回のみ)の優待を含めた総利回りでは約47%となります。
進学会ホールディングスの株主優待
株式会社進学会ホールディングスは、北海道札幌市に本社を構える、学習塾とスポーツクラブを運営する会社です。1976年6月に北大学力増進会として設立され、2017年に進学会ホールディングスへ移行しました。全国展開する学習塾やスポーツクラブの経営、コンピュータ教育システムの開発など、教育関連事業など多角化を進めています。
特に学習塾の事業では、わかりやすく生徒をやる気にさせる授業展開をモットーに、北海道から九州まで200以上の教室を運営しています。高校1年生から3年生を対象とする進学会ハイスクールでは別ブランドも展開しており、2022年には創立50周年を迎えています。
強みとしては、多角的な教育事業の経営と投資、そして不動産部門による安定した経営基盤を持ち合わせている企業になります。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2024年1月現在、権利確定月は3月の年1回となっています。
100株以上保有している株主に対し、学習塾やスポーツクラブで利用可能な優待割引券とQUOカードが贈呈されます。
例えば100株を保有した場合は、3000円相当の割引券と1000円相当のQUOカードが送られてきます。また優待割引券については、希望者へのみに配布されるため、ご注意ください。
進学会ホールディングスの株主優待は金券ショップで買取人気
進学会ホールディングスの3000円の株主割引券は、特に人気で金券ショップで買取をしているようです。約500円が買取相場のようですが、有効期限が60日以上残っているなど条件がありますので、ご注意ください。また企業によっては転売を禁止しているケースもありますので、ご自身の責任も元に行なってください。
進学会ホールディングス(9760)
進学会ホールディングスの2024年1月現在の株価は約250円になっています。前期の同時期は290円台で推移していましたが、12月頃から急落している状況です。
今期の売上高は前期から22億円低い45億円が計画されています。2四半期累計(4-9月)の発表では、経常利益は9.8億円の赤字になり、当初の見込みよりも赤字幅を拡大しています。また通期でも従来予想の0.7億円の黒字から、14.6億円の赤字見込みとなってます。
配当金がもらえる権利確定月は3月の年1回です。前期の年間配当は7.5円の実績でした。そして今期の年間配当は5円の見込みとなり、実施されると2.5円の減配となります。
例えば、100株購入すると投資金額は約2.5万円が必要となり、配当金は年間500円となる見込みで、利回りは約2%になります。
また100株を保有した場合、株主優待の20000円を含めた総利回りでは約18%となります。
まとめ
今回は大人の習い事に使える株主優待「Aoba-BBT」と「進学会ホールディングス」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
「Aoba-BBT」は英会話やビジネススキルの向上などに利用でき、「進学会ホールディングス」はお子さんの塾通いやスポーツジムなどで利用できる内容になっています。「進学会ホールディングス」については一部業績に不安要素もありますが、両銘柄とも5万円以下から購入できますので、少額投資からはじめたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?