今回は、優待利回りが6%を超える「BRUNO」と「千趣会」について紹介します。どちらも株主優待が充実しており、お得に買い物が楽しめる内容になっていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
BRUNO(3140)
BRUNO株式会社は、おしゃれで機能的な家電製品を取り扱う企業です。主力の製品であるホットプレートは、多くの家庭で愛用されており、デザイン性と実用性を兼ね備えた商品ラインアップが人気となっています。スタイリッシュなデザインと高品質な製品で、多くの消費者から支持を受けています。
またBRUNOの業務内容は、家庭用電化製品の企画、製造、販売に加え、インテリア雑貨も取り扱っています。企業理念は「生活を豊かにするデザイン」で、ユーザーの生活を彩る商品を独自のデザインで次々とリリースしている会社です。
BRUNOの利回り
BRUNOの2024年5月現在の株価は約1030円となっています。前期の同時期は990円で推移していましたが、ほぼ同水準となっています。配当は6月に年1回実施され、前期および今期の年間配当は4円となっています。
例えば、1株1030円で100株購入した場合、投資金額は約10.3万円が必要です。年間で受け取れる配当金は400円となり、配当金利回りは約0.4%です。また、6月に9000円相当の株主優待が提供されるため、こちらを含めた総利回りは約9.1%となります。
BRUNOの株主優待
BRUNOの株主優待は6月の年1回行われ、100株以上を保有する株主に対してRIZAPグループの商品が贈呈されます。ヘルシーフードやプロテインなど様々なグッズから選べるため、毎年楽しめる内容になっています。
また保有数に応じて相当額が変わってきますので、詳しくは以下のイラストを参照ください。
BRUNOの株主優待がひどい!?
優待を受けた株主のコメントで、欲しい製品が値上がりしてしまいポイントが利用できなくなっていたという声が上がっています。優待特典目当てにBRUNO株を購入しようと考えている方は、商品の交換ポイントが変わることがあるのでご注意ください。なお、ポイントは翌年に持ち越しはできません。
また一部製品で優待の希望者が多く欠品がでているケースもあるため、早めの交換手続きをおすすめします。
BRUNOの強みと弱み、将来性は?
BRUNOの強みは、デザイン性の高い製品展開と幅広い商品ラインアップです。おしゃれな家電製品が多くの消費者に支持されており、ブランドの認知度も高いことが特徴です。弱みとしては、競争が激しい家電市場において、新製品の開発コストやマーケティングコストが大きな負担となる点が挙げられます。
将来性については、デザイン家電の需要が増加する中で、BRUNOの製品はますます注目を集めると予想されています。特に海外市場への展開も視野に入れることで、更なる成長が期待されている会社です。
千趣会(8165)
株式会社千趣会は、大阪に拠点を置く通信販売とカタログ通販を行う企業で、多岐にわたる商品ラインアップを提供しています。特に女性向けのファッションや雑貨、インテリア商品が充実しており、幅広い年齢層の消費者から支持されている企業です。千趣会の代表的なブランド「ベルメゾン」は、多くの家庭で利用されており、その知名度はとても高くなっています。
千趣会の業務内容は、通信販売業務を中心に、衣料品、雑貨、家具、インテリアの企画・販売、さらには通販システムの構築・運営も手がけている会社です。また、Eコマース事業の拡大により、オンラインショップの利便性向上にも力を入れています。
千趣会の利回り
千趣会の2024年5月現在の株価は約315円となっています。前期の同時期は430円で推移していましたが、現在は下落している形です。千趣会は無配のため、配当金はありませんが、100株保有の場合、優待として年2回、年間2000円相当のカタログギフトが贈呈されます。
例えば、1株315円で100株購入した場合、投資金額は約3.15万円が必要です。年間で受け取れる株主優待は2000円相当となり、優待利回りは約6.3%です。
千趣会の株主優待
千趣会の株主優待は、6月と12月の年2回実施され、100株以上を保有する株主に対して各1000円相当、年間合計2000円相当の買物優待券が贈呈されます。保有区分は300株以上や500株以上で、相当額が変わっていきます。
さらに1年以上や2年以上、3年以上の長期保有した場合は、12月に追加で買物優待券が贈呈されていますので、詳しくは以下のイラストをご参照ください。
千趣会の強みと弱み、将来性は?
千趣会の強みは、通信販売事業における豊富な商品ラインアップと高いブランド認知度が挙げられます。また、長年の通販運営経験により、顧客満足度の高いサービスを提供しています。一方、弱みとしては、競争が激しい通販市場において、価格競争やBtoCビジネスの新規参入企業との競合が挙げられます。
将来性については、Eコマース市場の成長に伴い、千趣会のオンライン販売事業は今後も拡大が期待されています。特に、詳細な顧客データを活用したパーソナライズドサービスの導入や、新規商品の開発により、更なる成長が見込まれている会社です。
まとめ
今回は「BRUNO」と「千趣会」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?両銘柄とも優待利回りが6%を超えており、株主優待が非常に充実しています。BRUNOはおしゃれで機能的な家電製品が人気で、千趣会は豊富な商品ラインアップを提供する通信販売企業として、多くの消費者から支持を受けている会社です。株主優待狙いの投資初心者におすすめできる銘柄ですので、ぜひ検討してみてください。