藤田観光株式会社やトーセイ株式会社などでは、一定の要件を満たすことで、自社が運営する宿泊施設の宿泊割引券(株主優待券)が贈呈されます。
「旅行に行きたいけど、ホテル代が高い。株主優待で割引にならないのだろうか」とお考えの方には、ぴったりの優待内容ではないでしょうか。
今回は、株主優待で宿泊料金が割引になる銘柄を紹介していきます。
株主優待で宿泊料金が割引になる銘柄3選
藤田観光株式会社
トーセイ株式会社
株式会社ロイヤルホテル
1.藤田観光株式会社
藤田観光株式会社は「ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー」「箱根小涌園 天悠」などの宿泊施設を始め、婚礼・宴会施設、ストラン・レジャー施設など幅広く事業を展開しています。
株主優待は年に2回、6月末日と12月末日の基準日に株式を保有する株主が対象です。保有株式数に応じて、自社の施設で使用できる優待券2種を贈呈します。
出典:藤田観光株式会社「株主優待について」
株主優待券は、宿泊の場合1枚あたり 1室1泊で基本料金の50%が割引(最大20,000円割引)になります。飲食は1枚あたり 飲食1回で飲食料金の20%割引(最大10,000円割引)、入場は1枚あたり10名までは入場料金の50%割引です。
日帰り施設ご利用券は、施設への入場が1枚あたり2名まで無料となります。
対象施設は、ホテルグレイスリーの各ホテル、ワシントンホテルの各ホテル、ホテル椿山荘東京、箱根小涌園天悠などです。詳しくは同社のホームページをチェックしてみましょう。
直近5年間の株価の推移は以下の通りです。
2.トーセイ株式会社
トーセイ株式会社は、不動産再生・開発・賃貸・管理事業、ホテル事業などを展開しています。ホテル企業は首都圏を中心に「TOSEI HOTEL COCONE」という都市型ホテルを神田、上野、鎌倉などで運営しています。
株主優待は毎年11月末日が基準日です。株式1単元(100株)以上を保有する株主が対象です。保有株式数100株以上で、ホテル宿泊割引券が贈呈されます。
1年以上保有すると保有年数に応じた金額のQUOカードももらえます。
出典:トーセイ株式会社「株主優待のご案内」
過去5年間の株価もチェックしておきましょう。
3.株式会社ロイヤルホテル
株式会社ロイヤルホテルは、都市圏にあるリーガロイヤルホテルグループ(リーガロイヤルホテル・リーガグラン・リーガプレイス・都市センターホテル)を始め、グアムなどリゾートホテルにも携わる企業です。
2024年9月1日には、経済産業省が定める認定制度に基づき「DX認定事業者」に認定されました。DX認定事業者とは、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」に対応し、DX 推進の準備が整備されていると認められた事業者です。
株主優待は、毎年3月末日・9月末日現在の株主に3種の優待券を贈呈します。
出典:株式会社ロイヤルホテル「株主優待制度」
適用対象のホテルは、リーガロイヤルホテル(大阪)・リーガロイヤルホテル東京・リーガロイヤルホテル京都など8施設です。
株主優待のある銘柄全てに言えることですが、優待の内容は毎年変わる可能性があります。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
株主優待で、宿泊料金が割引になる銘柄を3つ紹介してきました。
取引を検討する際には、優待目的ではなく企業の業種や業績、チャート分析などを行いながら「投資対象として、自身が目標とするリターンを得られるか」を優先して考えることをおすすめします。