外食となると費用面が心配になり、食べたい物を妥協したり回数を減らすなど我慢することもあると思います。食事券で外食を思う存分楽しめたらいいですよね。そこで今回は、株主優待で食事券がもらえる銘柄2つをご紹介します。
東和フードサービスの株主優待
東和フードサービスは、「椿屋珈琲」や「イタリアンダイニングDoNA」などのカフェやレストランを運営している会社です。東京に本社を構え、店舗は関東圏に絞って展開しています。
「あったら楽しい」「手にとどく贅沢」をコンセプトに地域密着型の個店経営で親しみやすい空間の提供に力をいれています。また、有機野菜を超えた薬草のような野菜と評される「ライトフード」を積極的に用いた商品の自社開発・製造もしています。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は4月と10月の年2回です。100株以上保有する株主に対し、株式保有数に応じて自社店舗で使える食事券が贈呈されます。
もしも自社店舗での食事が出来ない場合は、希望の株主に対し食事券の代わりに自社製品詰合せセットとの交換も可能です。詰合せの内容は変更される場合もありますが、ドリップコーヒーセットや椿屋珈琲で提供されているカレーのレトルトパックなどになっており、ご自宅で椿屋珈琲の味を楽しむことができます。
株主優待利用時の注意点と特徴
食事券の有効期限は約5ヶ月間で、期限を過ぎた場合無効になります。また、お食事券はおつりが出ませんのでご注意ください。自社優待食事券と他の割引券との併用はできません。
優待食事券の対象店舗では、ケーキセットやランチセットが1200円台からあります。1500円分の食事券を利用すれば、1食分を無料~5割引程の値段で楽しむことができます。近隣に店舗がない株主への対応がしっかり出来ているところは、東和フードサービスの株主優待の特徴と言えるでしょう。
東和フードサービス(3329)
2023年3月現在の株価は約1500円です。2018年ごろの株価は1800円台と高値でしたが、新型コロナウイルスの影響により2020年7月ごろ株価は1100円台に急落しています。2022年1月に株価は1500円台に回復し、維持しています。
東和フードサービスでは、剰余金での配当を行っているため、2023年度の年間配当金は未定です。2022年の年間配当金は1株あたり10.5円で、2021年度よりも増配されています。例えば、100株購入した場合投資金額は約15万円で、もらえる株主優待品の金額は年間2500円なので優待利回りは1.67%です。
ギフトホールディングスの株主優待
ギフトホールディングスは、「町田商店」や「豚山」などの家系ラーメン店を運営している会社です。日本だけでなくニューヨークやロサンゼルスにも店舗展開をしています。また、家系ラーメンの開業プロデュースも手がけており、全国で300店以上のラーメン店をプロデュースしています。
株主優待は変更される可能性はありますが、2023年3月現在、権利確定日は4月と10月の年2回です。100株以上保有する株主に対し、株式保有数と継続保有年数に応じて自社グループ店舗で使える食事優待券(電子チケット)が贈呈されます。
株主優待利用時の注意点と特徴
食事優待券の発送時期は4月権利では7月、10月権利では翌年1月となるので、発送時期をご確認ください。食事優待券(電子チケット)のURLやQRコードを第三者が入手した場合、無断使用される恐れがあるため取扱いに注意が必要です。紛失・盗難された場合、再発行はできません。食事優待券には有効期限があり、期限を過ぎると無効になります。
ギフトホールディングスの手がける店舗のラーメンの価格は700円台からなので、2000円相当の食事券でラーメンだけでなく餃子などのサイドメニューも楽しむことができます。また、自社店舗が近隣にない株主でも食事優待券を利用できるように2023年1月贈呈分(2022年10月権利)より、ラーメン豚山オンラインショップでも利用可能になりました。
ギフトホールディングス(9279)
2023年3月現在の株価は4400円前後と過去5年で最高値となっています。2020年3月に株価が900円台に急落し、最低値となりましたが、株価は回復・上昇を続けています。2020年度から現在まで年間配当金は連続増配となっています。2022年の年間配当金は1株27円で、2023年度は1株30円の増配予想です。
例えば、100株購入した場合の投資金額は約44万円です。もらえる配当金が2700円なので1年間の配当利回りは約0.61%です。継続保有年数が1年未満の場合、配当金2700円に株主優待4000円分の利益が追加されるので、年間の利益は6700円になります。配当と優待による総合利回りは約1.52%です。
また継続保有年数が1年以上の場合、株主優待の利益は6000円になります。年間の利益は8700円となり、総合利回りは約1.98%に上がります。
まとめ
今回ご紹介した「東和フードサービス」と「ギフトホールディングス」は、家族や友人とお得に外食を楽しめる銘柄になっています。加えて両銘柄とも近隣に店舗がない場合の対応もされているのは大きな特徴といえるでしょう。ギフトホールディングスは、投資額が大きいため手を出しにくいかもしれませんが、予算に余裕のある方は検討してみてください。