「株主優待で回転寿司を食べたい!」「資産運用をしながら、回転寿司を楽しみたい」という方は多いのではないでしょうか。
上場企業の中には、回転寿司「くら寿司」を経営するくら寿司株式会社、「魚べい」「元気寿司」などを展開する元気寿司株式会社といった株主優待を回転寿司の支払いに利用できる企業があります。
今回は、株主優待で回転寿司が楽しめる企業3社を紹介していきます。
株主優待を回転寿司の支払いに利用できる銘柄3選
くら寿司株式会社:くら寿司
元気寿司株式会社:魚べい、元気寿司
カッパ・クリエイト株式会社(コロワイドグループ):かっぱ寿司など
くら寿司株式会社は、回転寿司チェーン大手「くら寿司」などを2023年10月末現在、649店舗(アメリカ50店舗、アジア53店舗含む)展開しています。
くら寿司株式会社の株主優待は、保有株数に応じて優待割引券が電子チケットまたは紙で贈呈されます。
くら寿司株式会社は株主優待券の電子化を推進しており、電子チケットで受け取った株主には割引が加算されていました。しかし、紙の優待割引券発行の継続を望む声があったことから2024年7月以降は電子で受け取った際の加算が廃止される予定です。
毎年4月末日時点で同社の株主名簿に記載され、100株以上の株式を保有している株主が優待の対象です。
出典:くら寿司株式会社ホームページ
過去5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。
元気寿司株式会社には、「魚べい」「元気寿司」「千両」と3つのブランドがあります。中でも、リーズナブルな「魚べい」は「行ったことがある」という方も多いのではないでしょうか。
1968年の創業以来、積極的にチェーン展開を進め現在は国内に170店舗以上を展開しています。元気寿司株式会社の特徴の1つとして、海外進出に積極的なことが挙げられます。
1993年にハワイに直営店をオープンして以来、フランチャイズによりアジア地域を中心に展開を拡大してきました。
2024 年5月には、商号を「元気寿司株式会社(英文では GENKI SUSHI CO.,LTD)」から、「株式会社 Genki Global Dining Concepts(英文では Genki Global Dining Concepts Corporation)」に変更することを発表しました。
株主優待は、100株以上所有する株主に年2回株主優待食事券を発行しています。
権利確定日は3月末日と9月末日です。
出典:元気寿司株式会社ホームページ
2023年末あたりから、株価は上昇傾向にあります。
3.カッパ・クリエイト株式会社(コロワイドグループ):かっぱ寿司など
カッパ・クリエイト株式会社は、株式会社コロワイドのグループ企業で「かっぱ寿司」の経営、食料品の加工・販売事業を展開しています。
株式会社コロワイドは、「ステーキ宮」などを運営する株式会社アトム、株式会社大戸屋ホールディングス、株式会社レインズインターナショナルなどを傘下に持ちます。
カッパ・クリエイト株式会社、株式会社コロワイドなどの株式を保有し一定の要件を満たすことで、かっぱ寿司だけではなくコロワイドグループ店舗(一部の店舗を除く)で優待ポイントが利用できます。
年に2回、3月末日と9月末日に株主名簿に記載され、100株以上の株式を保有している株主が対象です。
カッパ・クリエイト株式会社の株主優待の内容は以下の通りです。
出典:カッパ・クリエイト株式会社ホームページ
優待ポイントは「かっぱ寿司」「ステーキ宮」「甘太郎」などのコロワイドグループ店舗で利用可能です。
株式会社コロワイドなどの株主優待でも、かっぱ寿司で利用できる優待ポイントがもらえますので気になる方はチェックしてみましょう。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
私たちの生活に身近な回転寿司を、株主優待でお得に楽しめることは大きなメリットといえるでしょう。
しかし、株式投資の目的は利益を出すことです。優待ありきの投資は避け、企業・業界の分析や財務・チャート分析を行ってから株式の購入を検討しましょう。