今回は、お菓子や乳製品などの食料品を販売する「江崎グリコ」と、北海道でジュースやお茶などの飲料品を販売する「北海道コカ・コーラ」の2銘柄についてご紹介します。
どちらも、株主優待で人気商品の詰め合わせがもらえるお得な特典が人気なので、ぜひチェックしてみてください。
江崎グリコ(2206)
江崎グリコ株式会社は、50年以上販売し続けられている大人気ロングセラー商品のビスコやポッキー、プリッツ、ジャイアントコーン、プッチンプリンなどのお菓子を製造・販売する企業です。
ビスコは乳酸菌と栄養価の高さから、子どものおやつに加え、保存食としても注目されています。。栄養食のノウハウから高たんぱくプロテインを開発したり、乳製品のノウハウから赤ちゃん用粉ミルクを製造したりと、現在の販売商品は多種多様です。
2024年5月現在の株価は約4100円です。2019年頃から2023年初め頃まで価格変動を繰り返しながら緩やかな右肩下がりが続き、一時は株価が約3300円まで下がりました。2023年半ば頃からは、細かな価格変動を繰り返しながら緩やかに回復してきています。
2024年度の配当金は、6月末の中間配当が45円、12月末の期末配当が45円の年間90円となる予想です。予想通りであれば、配当利回りは約2.2%になります。
江崎グリコの株主優待
江崎グリコの株主優待の内容は、グリコグループ製品の詰め合わせです。年に一度、6月末の権利確定日に100株以上保有する株主に対し、株式の保有数と保有継続年数に応じて、12月頃に商品が贈呈されます。
詰め合わせの商品内容を選択することはできません。お菓子だけでなく、レトルト食品や乳飲料が入っていることもあるので、商品が届くまでのわくわく感や今まで購入したことのない商品に出会える新鮮さも楽しめます。
江崎グリコの優待利回り
江崎グリコは同じ株式数でも継続保有期間によって株主優待の内容が異なります。継続期間3年未満の時に、配当と優待を合わせた総合利回りが最も高くなるのは、100株保有時の約2.4%です。
継続期間3年以上の時に、総合利回りが最も高くなるのも、100株保有時の約2.6%なので、利回りを考えると100株購入しておいて、なるべく長期間保有するのが最も賢い選択だと言えます。
北海道コカ・コーラボトリング(2573)
北海道コカ・コーラボトリング株式会社(以降、北海道コカ・コーラ)は、アメリカのコカ・コーラ社が日本の現地法人として設立した「日本コカ・コーラ株式会社」と契約し、コカ・コーラをはじめとする飲料を製造・販売している許可を得ている企業です。
いろはすのハスカップ味や北海道限定コカ・コーラなど、北海道限定商品も作って販売しています。
北海道エリアで製造・販売を主に行っていますが、現在は楽天市場やAmazonなどで全国の消費者に向けて、コカ・コーラ社の製品および北海道限定商品のインターネット販売も行っています。
2024年5月現在の株価は約2700円です。10年前の株価は約1000円ほどでしたが、約10年間ゆるやかな右肩上がりを続け、2023年に入ってから急上昇しました。
2024年度の配当金は、6月末の中間配当が15円、12月末の期末配当が15円の年間30円となる予想です。予想通りであれば、配当利回りは約1.1%になります。2023年度は年間45円、2022年度は年間60円の実績だったので、株価は上がっていますが配当金は減配しています。
北海道コカ・コーラの株主優待
北海道コカ・コーラの株主優待は、好きな商品1種類のケースを選択もしくは商品詰め合わせのいずれかです。年に2回、6月末と12月末の権利確定日に、100株以上保有する株主に対して株式の保有数に応じて贈呈されます。
ランダムな商品詰め合わせは、企業のおすすめ商品や初めて手に取る商品を試すことができる、株主優待の楽しみの一つだと思います。しかし、よく購入する商品だけが欲しい人にとっては、商品を選択できるこの株主優待内容は、非常に嬉しいポイントです。
北海道コカ・コーラの優待利回り
株主優待で貰える商品詰め合わせの相当金額から優待利回りを計算すると、100株保有時の配当と優待を合わせた総合利回りは約3.2%、1000株保有時の総合利回りは約1.4%です。
まとめ
江崎グリコと北海道コカ・コーラの株主優待内容についてご紹介しました。
江崎グリコは、魅力的な株主優待がもらえて、さらに長期間保有すればさらに多くの商品が贈呈されます。長期間保有して、毎年株主優待を受け取る楽しみを作ってみてはいかがでしょうか。
北海道コカ・コーラは好きな商品を選択するか、商品詰め合わせを選択するか自分で選ぶことができるのが嬉しいポイントです。また、優待利回りも良いので、ぜひとも6月の権利確定日までに検討してみてください。