ラーメンは、世界的に人気のある日本の料理です。
国内でラーメン専門店を展開する企業の中には、自社の飲食店を無料で利用できる優待券を株主優待で贈呈するところもあります。
今回は、丸源ラーメンを全国に展開する物語コーポレーションや博多一風堂で知られる力の源ホールディングスなど株主優待でラーメンを食べられる企業3社を紹介していきます。
株主優待でラーメンが食べられる企業3選
物語コーポレーション:丸源ラーメンなど
力の源ホールディングス:博多一風堂など
丸千代山岡家:山岡屋など
株式会社物語コーポレーションは、「丸源ラーメン」「焼肉きんぐ」「熟成醤油ラーメン きゃべとん」などの飲食店を展開する企業です。
中でも丸源ラーメンは、2023年に200店舗を達成しました。近年は中国やインドネシアなど海外にも進出しています。
直近5年間の株価の推移を見てみましょう。
株主優待は、6月末日現在および12月末日現在の株主名簿に記載または記録され100株以上の株式を保有している株主が対象です。
年2回、100株以上で「焼きたてのかるび」を除く同社全ての店舗で利用できる「株主様お食事ご優待券」3,500円相当(年間7,000円分)を贈呈しています。
有効期限は発行日から1年間です。
福岡県に本社がある株式会社力の源ホールディングスは、豚骨ラーメンなどで知られる「博多一風堂」「RAMEN EXPRESS(フードコート業態)」「名島亭(ラーメン専門店)など飲食店の経営、各種イベント、技術指導教室の運営などに携わる企業です。
博多一風堂は、国内だけではなく2008年のNY進出を皮切りに、海外15カ国に進出しています。(2023年12月現在)
同社の株主優待は、保有株式数と保有期間に応じて優待券が贈呈されます。
優待券1枚を精算時に提示することで、対象商品の中から1杯が1回無料になります。同伴者がいる場合には、1枚につき2杯が無料です。
※株主名簿確定基準日(3月末日および9月末日)の株主名簿に、100株以上の保有を同一株主番号で連続して3回以上記録または記載されている株主
出典:株式会社力の源ホールディングスホームページ
2024年5月21日には増配(1 株当たり配当金が年間15円から20円にアップ)が決定しました。
株価は2022年10月の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策緩和以降、上昇しました。
濃厚な豚骨スープが特徴のラーメン専門店「山岡家」を展開する株式会社丸千代山岡家は、2024年以降株価が上昇傾向にあります。
業績が伸びていることに加え、2024年4月30日を基準日として、株式分割を行ったことも影響を及ぼしていると推測されます。
同社は、東日本を中心に150店舗以上(2017年4月現在)を全店舗直営で出店しています。
毎年1月末および7月末時点の株主名簿に記載されている100株以上の株式を保有する株主を対象に、株主優待を贈呈しています。
出典:株式会社丸千代山岡家ホームページ
優待券は1人1回、1枚でラーメン1杯(520円~1,420円、大盛・中盛・セットメニュー含む)から選び利用が可能です。
ラーメン山岡家・味噌ラーメン山岡家・極煮干し本舗・煮干しラーメン山岡家で、使用できます。
※上記は「関連銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
ラーメンなど好きなものをきっかけに、企業に興味を持つ方は少なくありません。
株式投資は事前にチャート分析やファンダメンタルズ分析などを行ってから利益を出すことを目的に、購入することを推奨します。よって「株式優待が目的」の投資はおすすめできません。
しかし自分の好きなもの、興味があることなどを投資対象にするという方法もあります。
興味がある方は、ホームページのIR情報などを参考に投資対象として検討してみましょう。